YouTubeの登録者は購入出来る事をご存知でしょうか?
有名YouTuberの中でも登録者を購入している疑惑が出て、ネット上で炎上したケースは多くあります。
ただ普通に考えて分かりますが、登録者を買うのはNG行為。今回はYouTubeの登録者を購入する事によって起こる5つの悪影響を解説していきます。
本記事のポイント
- 買おうと思えば誰でも登録者を購入出来る
- YouTubeには必ずバレる
- ひどい場合にはチャンネルが停止される場合がある
- 登録者を買うくらいなら、キーワードを狙ってチャンネルを伸ばしていくべき
- 「YT Rival Finder」というツールを活用するのがおすすめ
- 簡単に上位表示が狙えるキーワードを探せる
本日のポイント
YouTubeのチャンネル登録者はどこで販売しているのか?
そもそも真っ当にYouTubeチャンネルを運営している人は、どこで登録者を販売しているのか疑問に思っているでしょう。
ただ調べると案外普通に出てくるんです。
例えばGoogleで「登録者 購入」と検索してみると、一番上に出てきます。
他にも販売する人のサイトが多く見られましたが、ココナラやヤフオク等で取引している人が多いようです。
参考程度に2番目に表示されているココナラでの販売画面を見てみました。
販売実績が780件もあるのに驚きますね。
他にもYahooオークションでも、ご覧のように数多く出品されています。
色々な販売業者を見たところ、1,000人登録者を増やすのに1万~1万5千円が相場の値段でした。
販売業者が登録者を増やしている仕組み
では販売業者はどのように1,000人等のチャンネル登録者を増やしているのでしょうか?
結論、何千何万という膨大な数のダミーアカウントを抱えていて、プログラムで一斉に動かして増やしているケースがほとんど。
後でも解説しますが、重要なのは使用しているのがダミーアカウントである事。
中身の無いアカウントだから何万個も量産出来るのです。
チャンネル登録者を購入するのは規約違反
約1万円で1,000人の登録者を購入出来るのであれば、YouTubeの収益化条件の1つである「登録者数1,000人以上」はお金を払えば誰でもクリア出来る事になってしまいます。
ただチャンネル登録者を購入するのは当然ながら違反行為。YouTubeにも次のように記載されています。
次のようなコンテンツは、YouTube で許可されていません。
- サードパーティから人為的なアクセス数を購入することに成功したクリエイターの姿を披露して推奨する動画
- 宣伝や支持を目的としたコンテキストで、人為的にアクセス数を増やす手段を提供するサードパーティにリンクさせた動画。例: 「1 日でチャンネル登録者が 100 万人も増えました。あなたにもできます」
- 視聴者の目を欺き、強制的にまたは騙して他の動画を視聴させようとする動画(例: 誤解を招くように表示した情報カード)
- チャンネルのエンゲージメント数を人為的に増やしたり、その目的のためだけに存在するビジネスを宣伝したりすることを専門にしたチャンネル
これらはほんの一例です。このポリシーに違反する可能性があると思われる場合はコンテンツを投稿しないでください。
YouTubeヘルプより引用
YouTubeでは、ブラウジング機能や関連動画でユーザーに動画を推奨し、視聴したユーザーが気に入ってチャンネル登録してファンになる、という自然な流れを理想としています。
上記のYouTubeのヘルプでは直接的に登録者の購入が駄目とは書かれていませんが、「チャンネルのエンゲージメント数を人為的に増やす」行為に該当するので、やはり規約違反です。
YouTubeのチャンネル登録者を購入すると起こる悪影響5選
YouTubeのチャンネル登録者を購入するのは規約違反だと解説しました。
では実際に行うとどのような悪影響があるのでしょうか?以下ではチャンネル登録者を購入すると起こる悪影響を紹介していきます。
購入した分の登録者が減らされる
元も子もありませんが、購入して手に入れた登録者はYouTubeから遅かれ早かれ減らされます。
YouTubeも過去に非アクティブアカウントを削除しているとツイートしています。
Heads up: Some creators will see a decrease in Subscriber count today as we remove closed accounts.
We routinely adjust Subscriber counts due to spam and/or closed accounts – learn more about this process here → https://t.co/iY1LV2bHnH
— TeamYouTube (@TeamYouTube) December 3, 2019
Heads up: Some creators will see a decrease in Subscriber count today as we remove closed accounts.
We routinely adjust Subscriber counts due to spam and/or closed accounts
(日本語訳)
お知らせです。本日、閉鎖アカウントの削除に伴い、一部のクリエイターの購読者数が減少しています。
スパムや閉鎖アカウントによる購読者数の調整は定期的に行っています
ツイートにも書いてある通り、YouTubeはスパムアカウント削除を定期的に行なっている事がわかります。
バレないから大丈夫と思っているかもしれませんが、確実にバレます。
というのも先程も解説しましたが、登録者を販売する業者が使っているのは膨大な数のダミーアカウント。ダミーだから中身が無いのです。
通常の目的で使われているYouTubeアカウントは、様々な動画を視聴したりお気に入りのチャンネルを登録したりと、アカウントの中には当然ながら人が居るので中身が存在します。
ただダミーアカウントの場合は、ただ存在するだけで中に人は存在しません。
このようなアカウントが一気に1,000人とかチャンネル登録するのですから、YouTubeは不審に思うに決まっています。
また膨大な数のアカウントがインプレッションからの流入ではなく、急にチャンネルのホーム画面にいき登録する行為は非常に不自然。チャンネル運営者でもYouTube Studioで動画の流入経路を見れるので、当然ながらYouTubeは全てのチャンネルの細かい情報まで把握出来ます。
普通に考えてYouTubeを騙せる訳がありません。
ペナルティを受ける
YouTubeで購入した分の登録者が減らされるだけなら良いですが、1度でも買うと更に大きなペナルティを受ける可能性があります。
コミュニティ ガイドラインまたは利用規約に違反する行為を繰り返し行った場合、チャンネルやアカウントが停止されることがあります。また、悪質な嫌がらせ行為が一度でも行われた場合や、ポリシー違反をチャンネルの主な活動としている場合も、チャンネルまたはアカウントが停止される可能性があります。
YouTubeヘルプより引用
基本的には1回だけ違反行為をしただけでチャンネルやアカウントが停止される事はありません。ただ登録者の大多数が購入したもので収益を受け取っていた場合等には「ポリシー違反をチャンネルの主な活動としている」に該当してチャンネルが消される事もあるでしょう。
また公式には記載されていませんが、規約違反をしたアカウントとして、YouTubeからの評価がガクンと落ちてしまい、関連動画欄に表示されにくくなるみたいな事も有り得るかもしれません。
何よりYouTubeは画面に表示するコンテンツをコントロール出来ます。
規約違反等をして評価を落とす事は可能な限りしない方が良いでしょう。
チャンネルの分析が正確に出来なくなる
購入した登録者は、国籍も性別も適当に作られたダミーアカウント。
なのでYouTube Studioでチャンネル登録者の性別比率を見ようとしても、ダミーアカウントの影響で正確な数値を得る事が出来ません。
チャンネル登録者のデータはコンテンツ作成の参考になるので、使えないようになると非常に痛いです。
収益が増える事はない
悪影響ではありませんが、チャンネル登録者を購入して増やしたとしても、動画の再生数は変わらないので、収益が増える事はありません。
「企業案件を受ける時にチャンネル登録者が多い方が多くの収益を得られるのでは?」と思ったかもしれませんが、余程リテラシーが低い広告主で無い限り登録者のみで案件の値段を決定することはありません。
もちろん企業案件の値段はチャンネル登録者数が多い程高くなる傾向にありますが、登録者と日常の動画の再生数に大きな乖離がある場合には、通常よりも安くなるでしょう。
既存のファンも失う
余程自分のチャンネルの規模にインパクトを与えるくらいの登録者を購入しない限りは、視聴者に気付かれる事は基本的にありません。
しかし特に登録者数の少ない開設初期のチャンネルなら、ファンも購入した事に気付くかもしれません。
またコアなファンなら登録者の推移を見れるツールを使って、不自然な点を指摘してくるかもしれません。
実際、2017年にYouTuberのヒカルさんが、登録者推移のグラフ上での不自然な増加を指摘され、購入していたのではないかという疑いをかけられています。
登録者の購入はYouTubeチャンネルの認証等なく運営者以外の人でもお金を払えば増やす事が出来るので、ヒカルさんのアンチが購入して自作自演で炎上させた事も考えられますが、熱心なファンやアンチならグラフを頻繁に見ている事も考えられます。
登録者を購入した事が判明すると大多数の人にはマイナスイメージに働くので、既存のファンも失ってしまう可能性があります。
登録者を買うくらいなら、キーワードを狙ってチャンネルを伸ばしていこう
チャンネル登録者を購入する行為は、あまりにもリスクが大きいので絶対に行なってはいけません。
おそらく登録者を買って増やそうとしている人の多くは、自分で動画を投稿しても全く見れらずチャンネルが伸びないと悩んでいる人でしょう。
そのような人におすすめなのが、キーワードを狙ってコンテンツを作成していく事。
例えば、ゲーム実況で世界中で人気のタイトル「Apex」とYouTubeで検索すると、ご覧のように上位には登録者数の多いチャンネルが表示されています。
Apex関連の動画を投稿している人は、皆タイトルに「Apex」を入れるので、超人気のキーワードです。
このようなキーワードで上位表示すると多くの流入が得られるので非常に効果は大きいですが、開設初期や登録者数の少ないチャンネルでは中々難しいです。
では「Apex イコライザー」と検索してみます。
ご覧のようにチャンネル登録者数が少ないチャンネルでも上位表示する事に成功しています。
Apexにおけるイコライザーとは、足音を聞きやすくする設定の事ですが、1,4位の登録者数の少ないチャンネルの動画では、きちんとタイトルにキーワードが含まれています。
キーワードを狙って動画を投稿する事で、アカウント停止等のリスク無く誠実にチャンネルを伸ばしていく事が出来ます。
どのキーワードなら上位表示が可能かを探すのは非常に重要な作業ですが、かなり工数と時間がかかります。
まずYouTubeのサジェスト等を使って、キーワードの候補を取得して1つずつ上位表示している動画の投稿者のチャンネルを調べていくのです。
具体的には「Apex」のサジェストで出てくる下記のキーワードを順にYouTubeで検索していくという事。
Apexの人気の高さから考えて、おそらく上記画像内のキーワードも競合が多いので、さらに絞り込んで1つずつ調べていきます。例えば「Apex 初心者」と検索窓に打って、出てくるサジェストで検索してみて上位表示が可能そうか見ていきます。
狙うキーワードの検索需要が無いと、そもそも意味が無いのでインプレッションも調べる必要が。先程の例で出した「Apex イコライザー」は月間3600あるので一定の需要がある事が分かります。
1つの動画の企画を考える為に、ここまでのリサーチを行う必要があるのです。かなり大変ですよね。
そこでおすすめなのがツールを使う事。
中でもおすすめのツール「YT Rival Finder」では、先程したようなリサーチ作業をワンタップで終わらせる事が出来ます。
「Apex」で調べると、関連する1446件のキーワードの情報を取得出来ます。
「月間インプレッション数/関連動画」の数字が大きい程、インプレッションが多い割に競合が少ない、つまり「YouTube内での需要に対して供給に追いついていないキーワードである」事を示しています。
他にもGoogle検索上で動画が何位に表示されているかや、時期によるキーワード需要の変動等も把握可能。
手動で調べると何時間もかかるようなリサーチを圧倒的に短時間で終わらせられます。
費用も3,980円/月と使いやすい価格。1,000人分の登録者を購入するよりも圧倒的に安価で使用する事が可能なので、一度使ってみることをオススメします。
YouTubeのチャンネル登録者を購入するのは絶対NG
YouTubeのチャンネル登録者は簡単に購入する事が出来ますが、買ってもメリットが全くない所か悪影響しかないので絶対に行ってはいけません。
中にはバレないだろうと購入する人も一定数いるようですが、YouTubeは常に不審な動きがないかを探っているので、遅かれ早かれ必ず見つかります。
登録者を購入する多くの人が自分でチャンネルを伸ばす自信がないから買っていると思いますが、そのような人はしっかりとキーワードを狙ってコンテンツを作成するようにしましょう。
キーワードを狙うとチャンネルの規模が小さくても上位表示を狙えて、動画を視聴して貰える可能性が高くなります。
おすすめのツール「YT Rival Finder」を使うと、上位表示が狙えそうなキーワードを直感的に見つける事が可能。
費用も3,980円/月と1,000人分の登録者を購入するよりも圧倒的に安価で使用できるなので、一度使ってみることをオススメします。