SEOの順位が向上すると多くの流入が得られて様々な恩恵を得られるのと同様に、YouTubeでもキーワードで検索した時に上位に表示されると再生回数やチャンネル登録者の増加に貢献する等、多くのメリットがあります。
今回はそんなYouTube SEOで使えるツールについて。
前提のYouTubeSEOを攻略する為にツールを使用する必要があるかの説明から、実際におすすめのもの5つを厳選して紹介していきます。
全て編集部で”使用した事がある”ので、是非参考にして貰えたらと思います。
本記事のポイント
- 巨大プラットフォームの中で莫大な数の動画に埋もれるのを防ぐ鍵がYouTube SEO
- YouTubeSEOのリサーチにはツールが必須
- ツールを選ぶ際のポイントは「機能面」「費用」「サポート体制」の3つ
- 3つを高いレベルで実現しているのが「YT Rival Finder」
- 一瞬でYouTube SEO攻略に必要な情報を取得可能
本日のポイント
YouTubeSEOにはツールが必須
結論から言いますが、YouTubeSEOにはツールが必須です。具体的なツールを見ていく前に、まずは「なぜツールを使用するのか」を見ていきましょう。
YouTubeSEOが前提になりつつある
2020年時点で毎分500時間以上の動画が投稿されているYouTube。
莫大な数から自分の動画を見てもらうには、YouTubeSEOは必須になってきています。
特に登録者数が少なかったり、開設したばかりのチャンネルでは尚更。人気YouTuberは似ているコンテンツの関連動画から流入する等、YouTubeへの露出の機会が多くありますが、そうでない場合は全く見られません。
実際、海外のアナリストの調査によると、YouTubeに投稿されている動画の99%はほとんど再生されていなく、試聴時間の94%が1%の動画に偏っていると言います。
そんな巨大プラットフォームの波に埋もれるのを防ぐのが、YouTubeSEO。
例えば、「SEO ライティング」というキーワードで検索すると、必ずしも再生数・投稿者のチャンネル登録者数が多い動画が上位表示されるとは限らない事が分かります。
詳しい数字まで調べていませんが、「seo」と検索窓に入れた時に「seo ライティング」はサジェストキーワードで出てくるので、検索する人は一定数いると思われます。
つまりしっかりとキーワードを狙って動画を作れば、たとえチャンネル登録者数が少なくても上位表示は可能かつ一定の流入は可能。
後で理由を述べますが、YouTubeSEOはツールでしっかりと対策するのが重要です。
リサーチを効率良く行える
YouTubeSEOはツールを使う事で効率良く行えます。
もちろん全て手作業でも出来るのですが、非常に手間がかかります。先程の「seo 」の例を考えてみます。
攻略出来そうなキーワードを全て手作業で探すと、
- 上記画像のように「seo」と打った時のサジェストキーワードを確認
- 「seo 対策」「seo ブログ」等のサジェストキーワードで検索
- それぞれの動画の上位動画の再生数や登録者数を見る
- 狙えそうなキーワードかを判断
凄くシンプルに考えても、上記4ステップが必要。
- キーワードボリュームがどのくらいあるのか
- どんなタグを使用しているのか
- Googleで検索した時に上位に動画が表示される欄があるのか
- …
このように他にも見たい要素は沢山あるので、かなり時間と工数がかかる事が分かります。
上記は全て動画がYouTube上に露出する為に行う事なので、肝心のコンテンツ制作に費やせる時間が短くなる事に。
仮に動画が再生されてもコンテンツの質が悪いと視聴者は離れていってしまい、いつまで経ってもチャンネルが伸びません。
順調にチャンネルを伸ばしていく為にも、YouTubeSEOのリサーチはツールを使用して効率良く行うようにしましょう。
YouTubeSEOのツールを選ぶポイント
YouTubeSEOはツールを使って効率良く攻略する事が大切だと解説しました。
では肝心のツールに関しての内容に移っていきます。まずはツールを選ぶポイントを学んでいきましょう。
機能面
まずは機能面。
いくらYouTubeSEOに関する機能が豊富なツールであっても、使いこなせなければ宝の持ち腐れです。
ツールを導入する際には「何の為に使用するのか」を自分の中に明確にしておく必要があります。
費用
続いて費用。
YouTubeSEOのツールの多くは月額課金制になっています。
基本的には初月だけ使用して終了という事はなく、動画を投稿し続ける限りはずっと使い続けるものです。
なので実際にツールを使用してどのくらいの効果が得られるのかを考えて、費用対効果が合うかを考える必要があります。
サポート体制
ツールを使用して、どのようにYouTubeSEOを攻略していけば良いか判断に迷う時もあるかと思います。
そのような時にツール運営側に聞ける体制が整っているかは、見落としがちですが重要な要素です。
海外製で英語でしか対応していなかったり、ツールに不具合が起きた時にしかサポートしてもらえないようだと、悩んだ時に抱え込む事に。
逆に1人1人に寄り添ってサポートしてくれる体制が整ったツールであれば、YouTubeSEO攻略のスピードも早くなるでしょう。
YouTubeSEOのおすすめツール5選
ここからは実際にYouTubeSEOのおすすめツールを5つ紹介していきます。
先程解説した3つの要素「機能面」「費用」「サポート体制」に着目してご覧下さい。
①キーワードプランナー
(無料で使用できますが、通常は上記画像のように「10~100」と大雑把な数字しか出てきません。Google AdWordsに広告を出稿すると1o単位の数字が表示されるようになります。)
キーワードプランナーは、SEO事業者にはお馴染みのツールですね。
キーワードを検索すると、Googleにおける月間の検索数が表示されます。関連性の高いキーワードも同時に教えてくれるので、YouTube動画で使えそうかつ頻繁に調べられている語を探し出す事が可能になります。
「Googleでの検索ボリュームを知って意味あるの?」と思うかもしれませんが、最近はグーグルの検索結果上にYouTubeの動画が多く表示されるようになっています。
YouTubeで表示されるサジェストキーワードは、YouTube内でユーザーが頻繁に検索するもの。
例えば上記画像の上から7番目にあるサジェストキーワード「youtube seo 本」を、Googleキーワードプランナーで調べてみると、ほとんど検索されていない事が分かります。
また、実際に検索してみると、ご覧のように1ページ目に動画は全く出てきませんでした。
つまり「youtube seo 本」のキーワードを狙ってコンテンツを制作するのは、Google検索結果の上位に動画を表示される点においては、非効率的だという事。
このような「YouTubeのサジェストキーワード」で出てきたものが、Googleの検索結果の上位に動画として表示されるか」を調べるのにキーワードプランナーは最適なツールだと言えます。
②Googleトレンド
Googleトレンドも、SEO事業者にはお馴染みのツールでしょう。キーワードプランナーと同様に無料で利用できます。
キーワードやトピックの検索回数のトレンドを調べられるツール。Google検索でしか使えないように思いがちですが、実はYouTubeのデータも調査出来ます。
方法は簡単で、「ウェブ検索」から「YouTube検索」を選択するだけ。
Googleでトレンドのキーワードが必ずしもYouTube内での検索需要が高まっているかというと、全くそんな事はありません。
狙いたいキーワードのYouTube内での需要が現在高まっているのかを調べたい時に使用しましょう。
③YT Rival Finder
YT Rival Finderは、先程紹介した2つのツール(キーワードプランナーとGoogleトレンド)の機能が盛り込まれている上に、次の事を一瞬で把握する事が出来ます。
- キーワードがGoogleとYouTubeのそれぞれのサジェスト欄に表示されているか
- 月間インプレッション数(検索結果の表示見込み回数)
- 関連動画の本数(キーワードに関する動画がYouTubeにどのくらい投稿されているか)
- YouTubeの動画がGoogleの検索結果の何位に表示されるか
- YouTube SEOで上位を狙う上でのキーワードの難易度
- 動画の詳細
先程も解説したように、最近はGoogleの検索結果上にYouTubeの動画が表示されるようになっています。
ツールで「机 DIY」と検索してみます。
「長机 diy 作り方」というキーワードでGoogle検索した時の1位に、YouTube動画が表示されている事を示しています。
実際に検索してみると、ご覧のようにGoogle検索の1位にYouTubeの動画が表示されていました。
YT Rival Finderを使うと、Goole検索からの流入を想定して動画を作成する事も可能になります。
また「月間imp数/関連動画」の数字を見ると、他のキーワードに対して高くなっています。
月間インプレッション数が多い割に関連動画本数が少ない、つまり「YouTube内の需要が多いのに対して供給が少ないキーワード」だと判断できます。
このように直感的に狙うキーワードを探索出来るので、YouTubeSEOの攻略には最適なツールだと言えます。
また分からない事があれば、右下のボタンからLINE@でいつでも相談可能。
Googleのような超巨大企業が運営している訳ではないので、1人1人親身にサポートしてくれる体制が整っているのは、他のツールにはない大きな魅力ですね。
無料でも一部機能を使用出来ますが、月間3,980円と1日あたりコーヒー1杯分の値段で利用できるので、課金するのがおすすめです。
④vidIQ
vidIQは競合チャンネルの分析が出来るツール。
現状、他社の動画の中身を調べられるツールで実用的なものはvidIQのみです。
Google Chromeの拡張機能が用意されているので、そちらを使うのがおすすめ。
拡張機能をインストールしてYouTubeの動画を見ると、ご覧のように他者が使用しているタグが丸裸になります。
タグは設定すると検索された際に表示されやすくなるので、YouTubeSEOに大きく関わっています。
競合チャンネルのタグを見る等のほとんどの部分は無料で利用できます。年間500ドルの有料プランを契約すると、YouTubeSEOにおすすめのキーワードを提案してくれる等の機能が使用できるようになりますが、無料版で十分だと言えます。
⑤キーワードツール
最後はキーワードツールです。
キーワードプランナーでもYouTubeSEO攻略の為の関連キーワードは表示されますが、よりニッチなワードまで取るならキーワードツールを使用するのがおすすめ。
本当に様々なものがあるので、自分が使いやすいものを使用するようにしましょう。
代表的な2つのツールを挙げておきます。
- ユーチューブサジェストキーワード一括DLツール
- ラッコキーワード
上記のツールで関連ワードを検索して、YT Rival Finderでキーワード毎の詳細な情報を取得するのが効果的です。
【まとめ】ツールを活用してYouTubeでSEO対策をしよう
今回はYouTubeSEOにおすすめのツールを紹介してきました。
特に開設初期で登録者数の少ないチャンネルや、ニッチな市場で勝負する場合はキーワードを狙って動画を投稿するのが効果的な戦略。
またあくまでも投稿するコンテンツの質を上げるのがYouTubeを伸ばしていく本質なので、時短の為にもYouTubeSEOのリサーチはツールを使用するのが必須です。
5つのツールを紹介しましたが、特におすすめなのが「YT Rival Finder」。
穴場キーワードを直感的に見つけられる上に、最近多くなってきているGoogle検索結果に表示されるか否かまで調査できます。
またLINE@で運営者と直接やり取りが出来るのは、他のツールには無い大きな魅力でしょう。
上手く活用してYouTubeSEOを攻略していきましょう。
SEOに限らずYouTubeの分析に使えるツールを知りたい人はこちらの記事がおすすめです。