YouTubeの動画を見てみると、説明欄が雑に作成されている動画や、活かしきれていないチャンネルが多数存在しています。
しかし、説明欄は動画を伸ばすためにとても重要な役割を果たす要素の一つです。
動画を投稿しているものの、説明欄を上手く活用できていないという方は、まず説明欄の役割・書き方を勉強するところから始めるのがおすすめ。
今回は、説明欄の書き方から考える動画の伸ばし方などを解説していきます。
本記事のPOINT
- 説明欄の質によって検索・関連からの流入数は増減する
- 最初の66文字に動画の概要・キーワードを盛り込むことが大切
- タイムスタンプや関連動画のリンクなどを設置することも重要
- 良い説明欄を作るには、キーワード分析や競合調査が必須
- YT Rival Finderはそれらのリサーチが簡単にできるのでおすすめ
本日のポイント
YouTubeの説明欄とは?
説明欄とは、動画の下に表示されている「動画の内容を文章にて表示できる場所」のことを指します。
タイトルやサムネイルは特に意識することが多いと思いますが、YouTubeを伸ばす上で説明欄も非常に重要なポイントです。
説明欄のこだわり一つで、関連動画からの流入や検索エンジンからの流入を増やせる可能性もあります。
これから書き方について解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
YouTube説明欄のおすすめな書き方
YouTubeの説明欄を充実したものにするためにはいくつかのポイントがあります。
一つずつ解説していくので、一緒に見ていきましょう。
①動画の概要
YouTubeの説明欄は最大で5,000文字まで記載できますが、全てが検索結果にて表示される訳ではありません。
検索している画面をイメージしてもらえると分かりやすいと思いますが、実は最初に表示される文字数は66文字しかないのです。
なので、どれだけ説明欄を充実させたとしても、66文字を上手く活用できていないと成果が上がりにくいと言えます。
まずは、66文字であなたの動画の概要が視聴者に伝わるように表現することが大切です。
②YouTube SEOを意識
動画の概要を書く際には、視聴者の興味を惹くようなキャッチーなフレーズなども重要ですが、YouTubeSEOの観点もとても大切。
具体的には、あなたが狙っているキーワードを説明欄の最初の方に出来るだけ入れましょう。
その際、メインキーワードはもちろんのことサジェストKWまで意識することで、より視聴者の検索意図に沿った説明欄を作成できます。
サジェストキーワードまで説明欄に盛り込むことで、検索からの流入を増やしやすくなる効果があるので、どのようなKWを記載すれば良いかはしっかりと調査することをおすすめします。
ちなみに、このような事前リサーチはツールを使用して効率的に行う方が良いです。
これは「YT Rival Finder」というツールで「韓国料理」というキーワードで検索している様子です。
このように、メインKWやサジェストKWのimp数や関連動画の本数、Googleトレンドの動向まで瞬時に検索することができます。
もちろん自分で諸々調べ上げることも可能ですが、リサーチはツールを活用して効率的に終わらせ、肝心の動画作成に時間を費やす方が圧倒的に成果が出やすいと言えます。
説明欄の対策はもちろん、KW選定にも非常に役立つツールなので、YouTubeSEOに本格的に取り組みたい方は一度試してみると再生回数を大きく伸ばせるかもしれません。
③タイムスタンプ
YouTubeのタイムスタンプとは、以下のようなものです。
説明欄に動画の目次として、何分からどのような内容が始まるかを記載すると、上記のようなチャプターが生成されます。
イメージとしては下記のような感じですね。
2:15 YouTubeの説明欄とは?
5:35 YouTubeの説明欄の書き方
11:12 YouTubeの説明欄の編集の仕方
実際、上記の動画でも説明欄に目次を生成しています。
このように設定することで時間表記の部分がリンクとなり、視聴者は自分の見たい内容までたどり着きやすくなります。
視聴者の利便性向上はチャンネルの評価UPにも繋がる可能性が十分あるので、ぜひ記載することをオススメします。
ただし、そもそも短い動画や、構成的に目次を記載しない方が良いという場合にはタイムスタンプは不要。
作成した動画の内容に応じて適宜設定しましょう。
④チャンネル登録訴求とURL
チャンネル登録者数を増やすためにもチャンネル登録を促す文言と、登録用のURLは必須で記載しましょう。
ちなみに、チャンネル登録URLの生成方法は下記を参照してください。
このままコピペで使用できます。
http://www.youtube.com/channel/【チャンネルID】?sub_confirmation=1
⑤関連動画
説明欄に関連動画を記載することで、一つの動画だけでなく複数の動画を視聴してくれる可能性が高まります。
ただ、むやみに記載するのではなく、以下のポイントを意識して動画の数を絞って記載した方が良いでしょう。
- その動画の前編・後編など
- 再生回数が多く人気と言える動画
- 関連動画・引用動画・参考動画
- 関連する再生リスト・再生回数の多い再生リスト
このようなポイントを意識して関連動画を記載することで、複数の動画を見てもらうように促し、チャンネル登録までつなげるように工夫することが大切です。
⑥関連ページ(自身の他メディアなど)の紹介
Twitter・InstagramなどのSNSやブログなど、YouTube以外にもメディアを運用している場合は、そちらのURLなども説明欄に記載しておきましょう。
YouTubeだけではなく、他のメディアも同時に伸ばしていくことが可能になります。
⑦ハッシュタグ
ハッシュタグを使用することで、ビッグキーワードや急上昇しているKWを拾うこともできます。
自身の動画に関連するハッシュタグがあれば、積極的に活用していきましょう。
ただし、下記のようなポイントには注意しましょう。
- 自身の動画との関連性が薄いハッシュタグは使用しない
- YouTubeのポリシーで禁止されているKWは使用しない
- ハッシュタグを乱用しない(15個以上使用すると無効扱いされる)
上記は全てYouTubeのガイドラインに記載されている内容なので、注意が必要です。
⑧関連動画・引用元の紹介
もし、動画作成の際に引用したり参考にしたりしているものがあれば、説明欄に記載すると良いでしょう。
YouTube説明欄を編集する際のポイント
説明欄は重要ですが、毎回1から作成するのは流石に面倒ですよね。
そんなときのために、デフォルト設定という機能があります。
YouTubeのクリエイターツールから「アップロード動画のデフォルト設定」を選択すると、様々な項目のデフォルトを設定することができます。
上記で紹介したような絶対に記載した方が良いポイントは、予めテンプレートのような形でデフォルト設定してしまいましょう。
一度テンプレートを作成すれば、後は各動画ごとに細かい変更を行うだけなので、工数を削減できます。
YouTubeの説明欄を設定する際の注意点
基本的には動画に関係のない情報は記載しないようにしましょう。
具体的には以下のポイントは要注意です。
- 関連語句を羅列するだけ
- ハッシュタグを乱用する
- 関連性のないアフィリエイトリンクを載せる
このように少しでも流入を増やしたい、収益を増やしたいという説明欄にすると、視聴者の満足度はもちろん、YouTubeからの評価を下げる恐れもあります。
また、ポリシー違反につながる可能性もあるので注意しましょう。
【まとめ】YouTubeの説明欄を使いこなして再生回数を増やそう
今回はYouTubeの説明欄について紹介してきました。
説明欄は、動画の内容を表現するための非常に重要な要素です。
説明欄1つで、検索からの流入・関連からの流入の増減につながるので、こだわって作成しましょう。
まだ説明欄を使いこなせていないという方は、上記のポイントを抑えたテンプレートを作成してデフォルト設定することから始めることをオススメします。
もし、「1から作成するのが難しい……」という場合は上位表示されている動画の概要欄を参考にしてみましょう。
上記画像は先ほど紹介した「YT Rival Finder」というツールで、上位表示されている動画の詳細を調べているところです。
このように概要欄はもちろん、上位表示されている動画のタイトル・サムネイル・使用タグなどが簡単にリサーチできるので、自分で一から全て作成するよりも効果的な動画作成が可能になります。
様々あるツールの中でも簡単で使いやすいものなので、興味のある方は一度見てみると良いでしょう。
説明欄はあなたのチャンネルを伸ばすためにも、決して妥協してはいけないポイントです。
今回紹介したポイントを意識したり、競合の動画を分析したりして、あなたなりの説明欄を作り上げていきましょう。