YouTubeの投稿時間をどのようなロジックで決めていますか?
「YouTubeを開く人が多そうだから、とりあえず19時で」というように決めている人は案外多いのではないでしょうか。実際、19時00分になると多くのYouTuberの動画が同時に投稿されています。
ただ再生回数をもう少し考えて決めると、再生回数を伸ばせる可能性が。
今回の記事では、YouTubeの投稿時間をどのように決めれば良いかや、投稿する時間と共に工夫するべき要素等を紹介していきます。
本記事のポイント
- YouTubeの投稿時間を工夫すると、再生回数を伸ばせる可能性がある
- 投稿時間は固定するのがおすすめ
- 決める際に大事なのは視聴者の生活を鮮明に想像する事
- 投稿時間と共にサムネイルも工夫するとチャンネルを伸ばしていける
- サムネイルは常に検証する事が大切
- 「YTサムネテスター」を使うと、自動でサムネイルのABテストが出来る
本日のポイント
YouTubeの投稿時間が大切な理由
YouTubeでは投稿時間を工夫するだけで、再生回数を大きく増やせる可能性があります。
極端な例ですが例えば深夜の3時に動画を投稿しても、皆寝ているので投稿直後は当然見られません。
YouTubeは2020年段階で毎分500時間分の動画がアップロードされてる巨大プラットフォーム。
YouTubeユーザーのほとんどは単一ではなく複数のチャンネルを登録しているので、見られない時間に投稿すると、どんどん他チャンネルの動画が投稿されて自分のコンテンツが埋もれてしまいます。
逆に自分の視聴者の多くがYouTubeを見ている時間に、投稿時間を工夫して視聴者の画面に自分のコンテンツが表示されるようにするとどうでしょう。
あくまでも動画の質が高くないと視聴されないのは前提ですが、再生回数が伸びるのは容易に想像できるかと思います。
YouTubeの投稿時間は固定するのがおすすめ
YouTubeの投稿時間を工夫するだけで再生回数を伸ばせる可能性がある事を解説しました。
投稿時間に関しては、毎日変えるのではなくて固定してしまうのがおすすめです。理由を見ていきましょう。
視聴者の生活のルーティンに組み込める
YouTubeの投稿時間を固定すると、視聴者の生活のルーティンに組み込めるようになります。
学生・社会人問わずに、ある程度1日のルーティンは決まっていますよね。
朝起きる時間や通勤・通学する時間、帰ってきてリラックスする時間は決まっているはずですし、YouTubeを見るタイミングも大体同じ人がほとんどでしょう。
投稿時間が固定されていると、特定の時間に動画を視聴する事が楽しみになり、当たり前のように毎回のコンテンツを見てくれるようになります。
またYouTubeのユーザーの中には、動画へのコメントを1番目にしたい人がいます。
動画のコメント欄で上記のような「1コメ」と書かれたものを見た事はあるかと思います。
投稿時間が固定されていると、このような1番目にコメントしたい人の流入を多く得られるのもメリットだと言えます。
急上昇に乗りやすくなる
YouTubeの急上昇に乗ると、動画への流入が多く得られる事は知っていますよね。
急上昇に乗るコンテンツが決まるアルゴリズムは対外的に公表されていませんが、一定期間内での再生回数・コメント数・評価数・シェア数などが重要だと言われています。
動画の投稿時間を固定する事で、視聴者が動画を見るタイミングが投稿直後に集まりやすくなります。
例えば過去に急上昇クリエイターにも選ばれた「ちびーず」チャンネル。
ご覧のようにYouTubeの背景画像で「2日に1本19時に更新」と動画の投稿時間を大きくアピールしています。
直近数本の動画の視聴回数は約10万回ですが、最新の動画を見ると投稿から20時間後のタイミングで5万回以上も再生されている事が分かります。
またコメント欄を見ると、寄せられた360件の内の323個が動画投稿から5時間以内に書き込まれたものでした。
つまり動画投稿から一定時間の内に、視聴やコメントが集中している事が分かります。
このように動画の投稿時間を固定して、視聴者にも共有しておくと急上昇動画に載りやすくなります。
YouTubeの投稿時間を決める際のポイント
YouTubeの投稿時間は固定してしまうのがおすすめですが、具体的に何時にすれば良いのでしょうか。
結論、全てのチャンネルで統一しておすすめの時間帯はなく、各チャンネルのジャンルや視聴者層などの特性を踏まえて決める必要があります。
ではどのような考えで、投稿時間を決めれば良いかを具体的に見ていきましょう。
視聴者の生活を想像する
YouTubeに投稿する時間を決める際には、視聴者がどんな生活サイクルを送っていて、何時頃に動画を再生しそうかを想像する必要があります。
現在は多くのYouTuberが19~21時の間に動画を投稿しています。
19~21時は社会人なら仕事終わり、学生なら部活や塾から帰ってきたタイミングで、YouTubeを見る人が多い時間である事に間違いはありません。
ただ自身の動画の特徴や視聴者の生活を想像したら、必ずしも上記のタイミングで投稿する事が正解とは言えません。
例えば自身の顔が見えなくても成り立つトーク系のコンテンツやラジオ等は、朝の通勤時間のタイミングで投稿すると、電車の中で画面は開かなくてもイヤホンを付けた状態で再生してくれるかもしれません。
「ASH RADIO」というリスナーからの質問/相談/コメントで番組が進行するラジオチャンネルは、毎朝6時に投稿していて、通勤の電車内で聴いているという声が多く寄せられています。
また例えば夏休みの時期なら、多くの学生が夜更かしをしているでしょう。
若い人からの人気の高いエンタメ系チャンネルの中には、夏休みの時期に夜遅い時間に動画を投稿している人達もいます。
つまり時期によっても視聴者の生活は変化して、YouTubeの視聴に充てる時間も変わるので、そのくらいしっかりと考える必要があります。
YouTubeアナリティクスを確認する
先程紹介した視聴者層ですが、YouTube アナリティクスを使えば簡単に把握する事が出来ます。
職業まで把握する事は出来ませんが、男女比や年代は分かるので、どんな人が見てくれているかは想像できるでしょう。
競合チャンネルと少し時間をずらす
最も多くのチャンネルが動画を投稿するのが19時でしょう。
実際19時になると、「登録チャンネル」の欄が一気に埋まります。
パソコンで見ていると、埋まっても一覧で表示されるので、動画のサムネイルとタイトルは視聴者の目に入ります。
ただスマホだと異なります。
スマホの場合は画面内に表示される動画の数は多くて3つなので、19時にコンテンツを投稿すると、スクロールしないと視聴者の目にも入らない可能性が。
チャンネルによって異なりますが、基本的にYouTubeにおける動画視聴の大部分はスマホからなので、スマホの画面に自分のコンテンツが表示されるようにする必要があります。
つまり競合チャンネルと少し時間をずらす、具体的には数分遅らせるのです。
実際、多くのチャンネルが動画を投稿する19時から1分ずらして投稿しているチャンネルがありました。
上記4つの中で、一番左の動画を投稿するチャンネルの登録者は3番目。なのに画像時点では他よりも多くの再生回数を獲得しています。(企画の面白さ等が違うので一概に比較できませんが)
このように投稿時間を他のチャンネルより少し遅らせる事で、「登録チャンネル」の欄で上の方に表示されるようになります。
スマホ画面で他チャンネルよりも上に表示される点で、再生回数の向上に好影響を与えるのは間違いないでしょう。
予約投稿をする
作成したYouTubeの動画を投稿しようとしても、アップロードには時間がかかる場合があります。
また視聴者に毎日○○時に投稿しますと宣言している場合には、予約投稿を使わないとぴったりの時間に上げるのは難しいでしょう。
YouTubeの予約投稿は「公開設定」の「スケジュールを設定」から行えます。
プレミア公開を活用する
プレミア公開中に視聴している場合は、視聴開始時にしか広告が表示されないので、広告収入は少し落ちてしまいます。
しかしご覧のように投稿される時間が明確に表示されるので、公開初期の再生回数やコメント数などが伸びやすくなります。
上記の朝倉未来さんの動画もプレミア公開から1時間半前の段階でコメントが198、高評価は1020も付いています。
またプレミア公開中に再生すると、視聴者はリアルタイムでチャットを行う事が可能。
1人で見るよりも皆とリアルタイムでコメントで交流しながらの方が楽しいと感じる人も多くいるので、プレミア公開のタイミングで多くの視聴者が訪れます。
実際に上記動画がプレミア公開されているタイミングで見てみると、開始から10分の段階で約1,5000人が同時に動画を見ている事が分かります。
更にプレミア公開中だと、登録チャンネルの動画欄の一番上に表示されます。
先程も解説した通り、YouTubeの急上昇に載るには一定期間内での再生回数・コメント数・評価数・シェア数などが重要だと言われています。
プレミア公開の機能を使うことで、公開直後の初動を活用する事が出来て急上昇に載りやすくなります。
投稿時間だけで無くサムネイルも工夫する事でYouTubeを伸ばしていける
YouTubeの投稿時間を工夫すると、動画が視聴者の目に入りやすくなり再生回数が伸びやすくなると解説してきました。
動画が視聴者の目に入ってクリックしてくれるかどうかは、企画が優れているかは当然ながら重要ですが、サムネイルとタイトルも大切。
中でもサムネイルは、人は視覚情報に大きく影響される上に単純に動画欄の中で占めるスペースが大きいので特に大切な要素です。
また動画投稿後に再生回数が思ったより伸びないからと言って企画自体を変更する事は出来ませんが、サムネイルならいつでもワンタップで変更する事が可能。
有名YouTuberの中には、サムネイルを複数枚用意しておいて、動画投稿からの再生回数の数字の伸びを見て画像を随時変えている人もいます。
人気YouTuberの「ヴァンゆんチャンネル」は、ネット番組でサムネイルの重要性を説明しており、実際に投稿後に画像を変更してテストしている事が分かります。
このようにYouTubeの再生回数を伸ばすには、効果のあるサムネイルを常に検証すると効果的です。
ただサムネイルのテストは手動で行うと案外難しいです。
というのも、検証期間を統一するのが難しいですし、複数の動画のサムネイルを同時にテストすると各数字を把握するのが非常に困難だからです。YouTubeに表示されている視聴回数が反映されるまで時間がかかる場合もあります。
なので伸びるサムネイルを検証するテストは、ツールを使うのが効率的。
最もおすすめのツールは「YTサムネテスター」です。
YTサムネテスターでは、用意したサムネイルを2枚用意して期間を設定するだけで、自動的に期間内でABテストを行ってくれ、効果のある方を選別してくれます。
同時に10本近くの動画のテストが出来るので、過去に投稿したコンテンツのサムネイルの検証も出来て、再生回数をどんどん伸ばしていく事が可能です。
月額4,980円ですが、仮に全ての動画のクリック率が1%でも向上すれば、圧倒的に元を取れる金額だと思うので一度試してみて下さい。
【まとめ】投稿時間を意識してYouTubeを伸ばそう
YouTubeの投稿時間の重要性や、具体的な決め方について理解できたかと思います。
多くのチャンネルが何となくで19時などに動画を投稿しているので、少し工夫するだけで差別化になり、再生回数を伸ばせる可能性があります。
また投稿時間を工夫しても動画がクリックされないと意味がないので、サムネイルも同様に重要。
サムネイルには正解が無いので、常にテストをして効果の出るものを選別する必要があります。
「YTサムネテスター」というツールを使うと、YouTubeのサムネイルのABテストを自動で行う事が可能。
複数の動画のサムネイルを同時に検証できる上に、月額の料金とクリック率の向上によって得られる再生回数の向上を考えると圧倒的に元を取れるので、是非試してみて下さい。