YouTubeチャンネルを開設する際に、まず考えるのがジャンル。
今のYouTubeはエンタメ系のような定番のものから、かなりニッチまで多種多様なジャンルがあります。
例えば単に料理系と言っても、日常料理を扱うジャンルからお弁当の作り方・スイーツと細分化されているのです。
今回の記事ではYouTubeのジャンルを18に分けて、それぞれの代表的なチャンネルや珍しいマネタイズをしているケースを紹介していきます。
ジャンルを決める決める上で大切なリサーチの方法も合わせて解説しているので、是非ご覧下さい。
本記事のポイント
- YouTubeにはかなりの数のジャンルがある
- 人気ジャンルに何も考えずに参入しても伸びない
- ジャンルを決める上で事前分析は欠かせない
- リサーチは自力で行うよりツールを使うのが効果的
- おすすめは「YT Rival Finder」
- キーワードや競合の情報を簡単に調べ上げることが可能
本日のポイント
YouTubeの18ジャンル一覧
YouTubeの全18ジャンルを紹介していきます。
エンタメ
まずはエンタメです。
エンタメはYouTubeで2番目にチャンネル数が多いジャンルだと言われています。
人気YouTuberの代表格とも言える、はじめしゃちょーさん・Hikakinさんもエンタメ系に該当します。
最近では芸能人もどんどんYouTubeに参入していて、彼らの多くはエンタメ系の動画をアップロードしています。
エンタメ全般
エンタメ全般は、トップYouTuberの多くが該当するジャンル。
ヒカキンさんやはじめしゃちょーさん、ヒカルさんもエンタメ全般ジャンルに当たります。
エンタメ全般は特定のジャンルに捉われずに動画を投稿していく為、とにかく市場規模が大きく、視聴者のパイが大きい特徴があります。
ヒカルさんを例に挙げると、大食い企画もすれば競馬や競艇のギャンブルの動画、Vlog的な日常の風景も投稿します。
エンタメ全般の多くは若年層向けの動画なので、アドセンス広告の単価は低い傾向に。
しかしエンタメ全般は演者にファンが付いているケースが多いので、有名になれば広告収入に頼らなくても、影響力を活かして他の事業でマネタイズする事が十分可能です。
例えば、2020年にはECモールのロコンドとヒカルさんのコラボアイテムが販売し、1週間で6億円の売上を突破したと話題になりました。
とにかく動画投稿者が多く競合チャンネルも強いので、演者のクオリティが相当高くないと参入するのは厳しいと言えます。
代表的なYouTubeチャンネル
- はじめしゃちょー(hajime)
- HikakinTV
- Fischer’s-フィッシャーズ-
- 東海オンエア
- SUSHI RAMEN【Riku】
- ヒカル(Hikaru)
芸能人
2019年頃から多くの芸能人がYouTubeに参入しています。
最近だと嵐の二宮和也さんが運営する「ジャにのちゃんねる」が、チャンネル開設後21日で登録者数200万人を突破して話題になりました。
芸能人はテレビや雑誌等で高い知名度を持った状態でYouTubeをスタート出来るので、一般の人が始めるより圧倒的に速いスピードで登録者を伸ばしていける傾向にあります。
少し前まで「テレビでオワコンになった芸能人がYouTubeに参入する」という雰囲気がありましたが、現在は事務所もPRツールとして活用しています。
しかしテレビとYouTubeでは求められる動画が異なる為、元々知名度のある芸能人でもチャンネルを伸ばしていける人といけない人に分かれています。
芸能人のYouTubeチェンネルでは、上記のようなテレビでは中々見れない、オフショット的な動画がよく見られる傾向にあります。
また始める時期も大きな要因になっているように思います。
嵐の二宮さんはグループが解散してから始めて大きく伸びましたし、白石麻衣さんは自身の誕生日にYouTubeを開設し1本目の動画として上げたライブ配信は急上昇1位を獲得し、一気に登録者を獲得しました。
他にも独自の路線でチャンネル登録者数を伸ばしたのが、小島よしおさん。
小島よしおさんは当初投稿していた動画が全く伸びず、小学生向けに勉強を教えるチャンネルに大きく路線変更。
破天荒なキャラを活かした分かりやすい動画で、小学生から高い人気を得るようになりました。
芸能人は元々知名度のある点、YouTubeでは視聴者が何を見たがっているかを自身のキャラクターや世間からの見られ方から考えて、動画を投稿していく必要があると言えます。
代表的なYouTubeチャンネル
- エガちゃんねる(江頭2:50)
- カジサック(キングコング梶原)
- 貴ちゃんねるず(とんねるず石橋貴明)
- 佐藤健
- 手越祐也チャンネル
- ジャにのちゃんねる(二宮和也)
映画
映画系のYouTubeチャンネルは、作品の内容を紹介する動画と自身の感想等を話すレビュー系の2つに大きく分かれます。
作中の一部のシーンの映像を使って内容を紹介するチャンネルは人気ですが、著作権侵害に当たる可能性があります。
各映画制作会社を回って許可を得られれば良いですが、中々難しいと考えられるので、健全に運営するには適さないジャンルであると言えます。
アメリカには「フェアユース」という考え方があり、オリジナルの著作物に何か付加価値を付けている場合には、著作権侵害に当たらない事が多くあります。
しかし日本は現状、著作者の許可なしに使用するのはNG。
2021年6月には、映画の映像を10分程度に編集してまとめた「ファスト映画」で初の逮捕者が出ています。
ただレビュー系のチャンネルで作中の映像を使わない場合は、著作権侵害を気にする事なく運営出来るので、映画好きの方にはおすすめ出来ます。
代表的なYouTubeチャンネル
- ファスト映画
- 守鍬 刈雄のお暇なら映画でも
- #スペアシアター
-
ポップコーン
- 浅井ラム映画レビュー【知的風ハット】
- タニムラ洋画劇場【ホラー映画解説】
漫画動画
ここ1,2年で急激に増えているジャンルが漫画。
2019年10月には、最大手YouTuber事務所のUUUMが運営する「UUUM MANGA」チャンネルが作られたものの、伸びずに動画投稿を止めた事が話題になりました。
人気チャンネルは規模も大きく、漫画動画の先駆者と言える「フェルミ研究所」は、チャンネル登録者200万人を超えています。
ただ漫画は他ジャンルの動画よりも制作工程がかかります。
- シナリオの作成
- 漫画の執筆
- ナレーションの読み上げ
- 動画編集
全て自分で行う事はスキル・時間的に難しいので、漫画家や声優に外注しながら運営していく必要があると言えます。
代表的なYouTubeチャンネル
- フェルミ研究所
- アシタノワダイ
- マニマニピーポー
- にゃんコミTV
- ヒューマンバグ大学
- モナ・リザの戯言
YouTube漫画
代表的なYouTubeチャンネル
- クロネコの部屋
- パニコレ
- スカッとLINE
- ひろしの靴下
アニメ
漫画と同様にここ1,2年で増えているのが、静止画ではなくアニメを使ったジャンルの動画です。
代表的なチャンネルである「テイコウペンギン」は、YouTube再生回数5億5000万回超えを誇っており、ネットニュースにも取り上げられています。
細かな瞬きや口元の変化等を演出する必要があり、漫画よりも制作工数が多く、1本の動画を作るのに大きな労力がかかります。
というのも漫画なら原画を描くだけで大丈夫ですが、アニメだと各原画を繋げる必要がある為、制作に時間がかかるのは当然の事。
制作コストも漫画同様に高額になります。
代表的なYouTubeチャンネル
- テイコウペンギン
- クロネコの部屋
- ゴウキブック
- 秘密結社ヤルミナティー
- あはれ!名作くん
雑学
雑学のジャンルは、物理実験や日常生活の中に隠れているちょっとした知恵を紹介するジャンル。
最も有名なチャンネルは「ブライトサイド | Bright Side Japan」です。
「BRIGTH SIDE」というアメリカの会社が運営するチャンネルの公式日本語翻訳版で、実用的な雑学の動画を投稿しています。
大元は登録者4000万人を超えていて、世界各国の言語に対応した翻訳版のチャンネルを出しています。
雑学系はYouTubeのアドセンス収入以外に、マネタイズの幅が効きません。PR案件も相性の良さそうなもののイメージがあまりつきません。
海外だとPATREONでマネタイズしているチャンネルが見られました。
雑学系は知的好奇心を満たしてくれる点で人気の高いジャンル。再生数は取りやすいので、アドセンス収入で稼ぐ為に視聴回数の最大化を目指すのが最適な戦略だと言えます。
代表的なYouTubeチャンネル
- ブライトサイド | Bright Side Japan
- 物理エンジンくん
- 電撃ランキング
- ヘビフロッグch
- こーじ
- DEF VIDEO
都市伝説系
テレビ番組「やりすぎ都市伝説」で、タレントの関暁夫が何かと話題になっている都市伝説系。彼自身もYouTubeチャンネルを運営しています。
都市伝説系は熱狂的なファンが一定数いるので、YouTubeでも再生回数は取りやすいジャンルだと言えます。
ただ最大の問題点が、動画のネタ。
投稿主もネット上等から情報を収集してきて動画を投稿するので、ネタが限られています。
また動画のネタが被る事も度々。
例えば「北センチネル島」と検索すると、都市伝説系の代表的なチャンネルである「ウマヅラビデオ」「Naokiman Show」の両者が動画を上げている事が分かるかと思います。
動画の企画で他のチャンネルと差別化を図るのが難しいジャンルなので、他の部分で優位性を作る必要があります。
例えば、「Naokiman Show」チャンネルでは、Amazonで書籍を販売しています。
書籍の出版に関しては収益性はあまり高くありませんが、一般の人から見た時の権威性が高くなります。
書籍の内容によっては視聴者からの支持をより高められるし、Amazonからの流入も見込めるかもしれません。
「Naokiman Show」チャンネルは都市伝説系ではトップなので、出版社と組んで本の出版を行なっていますが、Kindleの電子書籍なら誰でも出す事が出来ます。
都市伝説系のYouTubeはテレビ番組のように現地まで行って撮影している人はほとんど居なく、制作コストはあまりかかりません。
マネタイズは、クローズドのコミュニティに誘導しているチャンネルが多数。
「STスタジオ」だとファンクラブを、「ウマヅラビデオ」はYouTubeのメンバーシップを作成しています。
「STスタジオ」はライブ配信やオフ会などのファンとの交流を、「ウマヅラビデオ」はメンバーシップ限定の限定動画等を売りにしています。
代表的なYouTubeチャンネル
- Naokiman Show
- STスタジオ
- ウマヅラビデオ
- 【ノンラビ】ノンストップラビット
- Mr.都市伝説 関暁夫の情熱が止まらない
- 世界ミステリーch
ASMR
聞いて心地良く感じる音声であるASMRは、2019年頃に生まれたジャンル。
2019年 上半期のJK・JC流行語大賞では、コトバ部門で大賞を受賞した事からも分かる通り、中高生に高い人気を誇っています。
最近だと「ZOWA」というASMR配信専用のアプリも出ている程です。
ASMRはYouTube動画を作成する上でのコスト・編集がほとんど必要ないので、誰でも簡単に参入出来るジャンルであると言えます。
海外でも高い人気があり、YouTube上で「ASMR」と検索して3番目に再生回数の多い動画ですが、1.7億回も視聴されています。
動画を投稿しているのは韓国人の女性で、内容はゼリーやグミを食べる咀嚼音のASMR。
コメント欄を見ると日本語や英語等、様々な言語でコメントされています。
というのも、「ASMR」という言葉は世界共通で使われています。
タイトル等に「ASMR」と入れておくと、海外で検索した人にも見られる可能性が十分にあります。
人気チャンネルの「しなこ Shinako / ASMR」は、海外からの流入も想定してタイトルに日本語と英語の両方を入れる工夫をしています。
このように海外からの視聴者を獲得出来るのは大きな魅力です。
ASMRは音声販売のプラットフォームと非常に相性が良いです。
音声販売のプラットフォームとしては「DLsite」や「BOOTH」を使っている人が多い印象です。
代表的なYouTubeチャンネル
- hatomugi ASMR
- YAACHAMA J-ASMR
- 黒ごま-ASMR-
-
umino ASMR
- 神楽ひなこ
-
しなこ Shinako / ASMR
ラジオ
ラジオ配信者は「Radiotalk」や「Spoon」などの専用アプリに集まっています。
ライブ配信系アプリのユーザー数は圧倒的にYouTubeに劣ります。なのでYouTubeでライブ配信を行うのは穴場なのではないかと思います。
しかしYouTubeはプレミアム会員でない限り、途中に広告が出てくる上に、バックグラウンド再生を行う事が出来ません。
ラジオは画面を見なくても耳だけで楽しめるのが魅力なので、YouTubeはラジオを行うには適したプラットフォームではないと思います。
圧倒的にユーザー数の多いYouTubeではラジオの一場面を切り取って流して、全編をSpoon等の専用アプリに誘導して流すのがおすすめの方法。
YouTubeのラジオチャンネルの中には、芸人のトーク番組のシーンを切り抜いて再生回数を稼ぐものも存在します。
これらは違法投稿で、いずれは淘汰されるはずなので参入はおすすめしません。
海外ではPodcastが盛り上がっており、YouTubeから参入する人も多くいます。というのも、Podcastの方がコンテンツ制作にかかる時間が少ない上に多額の広告収入を得られるのです。
ロサンゼルス在住の「Shelby Church」チャンネルによると、YouTubeでは2,400回再生で約14ドル程度の収益だったが、Podcastだと3,000回再生で約100ドルの収益を得る事が出来るそうです。
上記動画の話によると、アメリカでは「Anchor」というプラットフォームが主に使われていて、YouTubeと同様に動画の前や途中に広告が入る事で収益が発生するとの事。
日本のラジオ配信アプリは、まだマネタイズ機能が整っていなかったり、投げ銭での収益がメインだったりと、現状アメリカのような仕組みにはなっていません。
今後アメリカのような収益構造になると、大きく稼げる可能性もあるので、流入元のチャネルとして今からYouTubeに動画を上げておくのは良い戦略だと思います。
- 虫眼鏡の放送部
- 匿名ラジオ
- ニコラス武ラジオ
- のがラジオ
占い・スピリチュアル
一見ニッチに見えるジャンルですが、占いを含むスピリチュアルビジネスの市場規模は約1兆円もあると言われています。
フリマアプリのメルカリでも、(相手の顔や身元も分からないのに)質問を送って鑑定書を送ってもらう占いにお金を払う人はかなりいます。
最も有名なYouTubeチャンネルは「MOMOYO channel」でしょう。
動画を撮影する部屋の雰囲気や落ち着いた話し方など、独特の世界観を確立しています。
MOMOYOさんは、自身のオフィシャルサイトでオンライン講座を販売。
セミナーやオンライン講座を合わせて、過去に1万人以上の人々の意識を変容させてきたそうです。
- MOMOYO channel
- スピリチュアル カレッジ
- 【魔法使いの学校】吉岡純子
- cotocoto
- 唯ひかり
- サラの癒しタロット
続いては商品レビューのジャンル。
商品の詳細な情報は文章や画像よりも動画の方が伝わるので、YouTubeで昔から根強い人気があるジャンルです。
商品レビュー系はネタが途絶えにくい点が魅力ですが、紹介する商品を企業から提供して貰えない場合は自費で購入する必要があるのでコストがかかる点がデメリットとしてあります。
ただ商品のアフィリエイト自然に出来る点は魅力。
商品の単価にもよりますが、やり方によっては動画1本あたりの収益性が高くなるジャンルであると言えます。
ガジェット
小学生から老人までスマホを持つ時代なので、非常に幅広い世代にリーチ出来るガジェットのジャンル。
常に進化を続けているジャンルなので、動画のネタは途切れずらいのが特徴です。
しかし新作のガジェットが出た際には、皆が同様の動画を上げます。
なので他の部分で差別化を図りましょう。
例えばガジェット系で最も登録者数の多い「カズチャンネル/Kazu Channel」は、喋り方が柔らかく親しみやすい雰囲気があります。
ガジェットに対する知見は当然の事、話し方や雰囲気等の人となりによって、登録者数が伸びるかが大きく影響されるでしょう。
企業が商品を提供してくれる場合は良いですが、多くの場合は自費で購入する必要があるので、コストはそれなりにかかると言えます。
大抵のガジェット紹介のチャンネルは、概要欄にAmazonアソシエイトのアフィリエイトリンクを設置して紹介した商品の購入を促していますが、収益性はかなり低いです。
上記がamazonアソシエイトの公式に記載してある紹介比率。(※比率は時期によって変更される事があります。)
ガジェット系は高くて「PCソフト」の8%、「カメラ」や「PC」はたったの2%です。
ガジェット系は商品の単価こそ高いものの、動画で紹介した5万円のカメラが1台売れたとしても、投稿主に入る収益はわずか1000円。
BOOTH等のプラットフォームを利用して、Tシャツなどのグッズを販売している人は多くいます。「吉田製作所」チャンネルも1つの例。
ただこれらは利益重視というよりは帰属感やファン化を強める施策の1つとして取り入れるのが良いと思います。
やはり大きくマネタイズをするには、企業から商品の提供を受けて、自分が気に入ったものを紹介する手法がおすすめ。
「ギズモード・ジャパン」では、広告掲載の問い合わせを受ける際に自社メディア内で、媒体の特性等をまとめた資料を配布しています。
上記例のように商品提供主にチャンネルの特性等を提供し、メリットを明確化する事で企業側も安心して案件を任せれるようになるので、設置しておくようにしましょう。
代表的なYouTubeチャンネル
- カズチャンネル/Kazu Channel
- 吉田製作所
- Ryoya Takashima
- ジェットダイスケ/JETDAISUKE
- せろりんね
- Appleが大好きなんだよ
おもちゃ
おもちゃは子供・大人問わず幅広い世代に人気のあるジャンルです。
リカちゃん人形等の子供用のおもちゃを紹介したり、実際に遊んでいる様子を流すのが主流となっています。
アメリカのForbes誌が発表する、年収が多いYouTuberランキングで3年連続トップになった、アメリカの少年「ライアン・カジ君」もおもちゃの遊び方の動画で人気を集めています。
ライアン君は収益の中で広告収入は少なく、米小売最大手のウォルマートなど世界中で販売されている「ライアンズ・ワールド」というオリジナルブランドのおもちゃや洋服からのものが多いようです。
というのも子供向けのチャンネルは、YouTubeの広告規制の対象になっています。
ライアン君のような子供が出演してのおもちゃ紹介は、YouTube外でのマネタイズや企業案件など、アドセンス以外で稼ぐ事が重要だと言えます。
子供用だけでなく、ガンダムやライダー系の大人でもマニアがいるものを紹介するチャンネルも高い人気を誇っています。
「レオンチャンネル」や「ヲタファ/wotafa」は、上記のようなジャンルで100万人登録者を超えている人気チャンネル。
ガジェットと比較しても紹介する商品の単価が安い為、動画の制作コストは安価で済むと言えます。
代表的なYouTubeチャンネル
- mania japansong
- ALPACO
- 70cleam
- aiudesk
- レオンチャンネル
- ヲタファ/wotafa
グルメ
大食い
昔からテレビで大食い番組があるように、YouTubeでも大食いは人気のジャンルです。
チャンネル登録者数100万人を超えるチャンネルも多数あり、代表格とも言えるのが「Yuka Kinoshita木下ゆうか」。
チャンネル登録者数は550万人を超えており、日本でも屈指のYouTuberです。
大食いの動画は視聴者の興味を引き、クリックされやすいサムネイルを作りやすいのでYouTubeのアルゴリズムとマッチしたジャンルであると言えます。
動画のネタも自分の胃袋が持つ限り無限にありますし、コストもそれ程かかりません。
また大食いは動画の内容が何をしているかが分かりやすく、仮に話している言葉が分からなくても、食いっぷりが面白い等の考えから海外からの流入も見込めます。
実際、木下ゆうかさんは中国や韓国でも大人気。
人気のアップロード動画のトップ4つの内、3つが韓国・中国系の料理になっています。
コメントも韓国語でのものが多く見られます。
チャンネルによって、スイーツ・ラーメン・和食等、大食いする食べ物のジャンルがあります。
参入するのであれば、未だ空いている食べ物のジャンルに特化して動画を投稿していくのがおすすめです。
代表的なYouTubeチャンネル
- Yuka Kinoshita木下ゆうか
- /谷やん谷崎鷹人
- かの/カノックスター
- デカキン Dekakin
- ロシアン佐藤『おなかがすいたらMONSTER!』
- 大食いらすかる
キッズはYouTubeの中でも再生回数が取れやすいジャンルです。
おもちゃ遊びやお出かけをする等、キッズを中心としたファミリー動画になっている事が多いです。
アメリカのシンクタンクであるPew研究所の調査では、「13歳未満の子供が出演している動画の視聴回数は、他と比べて平均3倍である」と分かっています。
というのも13歳未満の子供が出演している動画は、キッズカテゴリーに選定され「YouTube Kids」でも流れる事が多いです。
小さい子供は1つの動画を最後まで見る事は少なく、出てきた関連動画のサムネイルをどんどんタップして、次々に他の動画へ移っていきます。
少しでも再生されると1カウントされるので、このような背景から視聴回数が他と比べて多いのではないでしょうか。
日本のキッズジャンルの代表格とも言えるのが「はねまりチャンネルHane & Mari’s World」。
同年代の子供を持つ親を中心に、子供からも高い人気を誇っています。
エンタメ系のように必ずしも企画を考える必要もなく、日常のお出かけの様子をカメラに収めて編集してYouTubeにアップするだけなので、参入障壁はかなり低いです。
しかしキッズジャンルは広告単価が総じて低め。
またアメリカでは子供が登場する動画に小児性愛者のコメントが集中し、大手企業が一斉に広告を引き揚げる騒動を契機に、広告規制が入りYouTubeでは広告が入りにくいジャンルに転じています。
日本では広告が入らないケースは少ないですが、広告単価が低いのは事実なのでアドセンス収入では稼ぎにくいジャンルだと言えます。
代表的なYouTubeチャンネル
- はねまりチャンネルHane & Mari’s World
- HIMAWARIちゃんねる
- Leoichannelれおいちゃんね
- ひなゆめワールド – HinaYume Worl
- えむずちゃんねる
- Hinata
ギャンブル
ギャンブルジャンルのYouTubeチャンネルは、種類によって視聴者の属性が大きく異なります。
例えばパチンコ・スロットは大学生でもはまっている人が多く、あまり金銭的に余裕のない人が中心です。対してポーカー等は富裕層の遊びとして浸透しており、金銭面に余裕のある人が多いです。
視聴者がお金を持っている程、広告単価は高くなるのがYouTubeなので、動画を投稿する上ではギャンブルの中でもユーザーが富裕層の多いものがおすすめ。
パチンコ・スロット
最も日常にあるギャンブルであるパチンコ・スロットは、YouTubeでも高い人気を誇るジャンル。
新台での実戦や解説の動画が多く、webサイトで見るよりも動画で見た方が分かりやすい点に需要が集まっています。
動画1本の時間が30分を超える等、長い傾向にあります。人気チャンネルである「スロパチステーション」の動画はほとんど全てが40分近く。
ただ、ほとんど編集をせずに撮影した動画をそのままYouTubeに投稿している人も多く、制作にかかる時間は短いと言えます。
誰でもすぐに始められる点で参入障壁は非常に低いですが、何より競合が多く差別化がしにくいので、難易度が高いジャンルです。
代表的なYouTubeチャンネル
- スロパチステーション
- 1GAME TV パチンコパチスロ実践動画
- ごみくずニートの人生
- ARROWS-SCREEN
- スクープTV パチスロパチンコ実戦動画
- P-martTV パチンコ・パチスロ動画
ポーカー
カジノ法案の影響もあり、日本での注目も高くなっているポーカー。
そんなポーカーのYouTubeチャンネルの走りとも言えるのが、「世界のヨコサワ」。
- 世界のヨコサワ
- じぇいそる
- しゅんぽーかー
- POKER SHOWDOWN
- ポーカーの沼
麻雀
2018年からプロリーグ「Mリーグ」が始まった事により、YouTubeでも麻雀はよく見られるジャンルになっています。
しかし、現状麻雀のみでチャンネル登録者数10万人を超えるものはほとんどありません。
- MONDO TV
- 麻雀カッコイイシリーズ
- 麻雀警察ひろー
- 平澤元気麻雀ch.from雀劇tv
- うに丸麻雀ちゃんねる
- モナカ公国R
競馬
昔は競馬新聞のみを見て賭けていた人が大多数でしたが、今やYouTubeの動画を見て予想を組み立てる人も多くいます。
稀にエンタメ系YouTuberが競馬の動画を上げる事もありますが、基本的に競馬のジャンルに絞ったYouTuberの多くはレース予想を上げています。
視聴者も自分の予想と合っているのか、どんな要素を見て予想を組み立てているのかが気になって視聴しているんですね。
競馬ジャンルのYouTuberはトップ層でも、チャンネル登録者数10数万人なので、規模自体はあまり大きくありません。
競馬予想は自分の情報を見てもらうので、無料で見れるYouTubeに収まるのではなく、月額制等で自分の予想を見れるプラットフォームに誘導して濃いファンを集めれるとマネタイズの幅が大きく広がります。
人気チャンネルである「競馬の大根おろし」では、noteで情報を売ったりしていますね。
また競馬のYouTubeチャンネルの魅力の1つに、レースの名前を狙って動画を作る事で再生回数を伸ばしやすい点があります。
ご覧のようにレース毎に動画を作れる上に、視聴者が検索するキーワードも狙いやすいので、チャンネル登録していないユーザーからも見てもらいやすくなります。
代表的なYouTubeチャンネル
- ストマック
- 邪推師GANMA
- 競馬の大根おろし
- てんなこ競馬予想チャンネル
- さなびっち【南沙奈】競馬予想ch
- ニートボクロチキン
競艇
競艇は開催されるレース数が多いのが特徴。
競馬は土日の週2回開催で会場も2~3箇所ですが、競艇は全国24個の会場で規模の大きい所だと2日に1回レースが行われています。
なので競艇のYouTubeチャンネルは、単純に動画のネタは豊富にあります。
ただレースの生放送等を行っている江戸川ボートレース場の公式チャンネルでも、チャンネル登録者数が約10万人なので、ジャンルの規模自体はあまり大きくない事が分かります。
また個人単位でも、チャンネル登録者数が10万人を超えているものは現状ありません。
というのも、レース数が多いので視聴者が分散してしまうのではないかと思います。全国各地で行われている全てのレースの予想動画を出したとしても、視聴者は自分が気になるものしか見ないので、結果的にクリック率が下がってチャンネルの伸びが鈍化するなんて事も起こります。
ギャンブル系のYouTube動画で伸びやすいのは、高い賭け金や高額の配当金のもの。実際、ヒカルさんがボートレースの動画で大きく伸びたのは大金が動く派手さがあったからです。
競艇は競馬などと比べると、配当金が安く派手さは無い点もYouTubeチャンネルが伸びづらいジャンルとなっている原因の1つであると言えます。
代表的なYouTubeチャンネル
- ボートレース江戸川公式チャンネル ういちの江戸川ナイスぅ〜っ!
- JLCレジャーチャンネル ボートレース専門チャンネル
- シン -Shin-【旅するギャンブラー】
- シュガーの宝舟
- シトとエドセポネのニューウェーブ
- DMMボートちゃんねる
クリエイター
漫画家やイラストレーター、工作系のクリエイタージャンルのYouTubeチャンネルは、増えています。
クリエイタージャンルは参入障壁が圧倒的に高いのが最大の特徴です。
イラストレーター
イラストレーターは、普通の人にはない技術やセンスを要するので、簡単には参入できないジャンル。
「なつめさんち」チャンネルでは、「プロの絵師が〜してみた」という企画で視聴者の興味を引き再生数・登録者数共に大きく伸ばしています。
上記の「プロの絵師が〜してみた」企画はイラストレーターのジャンルでは人気で、様々なYouTuberが動画を投稿して再生数を伸ばしています。
イラストレーター系はアドセンス以外にも、様々なマネタイズが可能です。まず思いつくのは、イラストの販売ですよね。BASEやBOOTHでは簡単にイラストを販売する事が出来ます。
他にも、イラストの技術そのものを講座形式で教えるマネタイズの形式もあります。
「吉村拓也のイラスト部/Takuya’s Art Works」チャンネルでは、実在するアニメのキャラを題材にして、未来の姿や架空の設定上でのイラストを描く動画を投稿しています。
動画の概要欄で、イラスト販売サイトと講座ページへ誘導しています。
吉村拓也さんは、pixiv FANBOXで講座を公開しています。
pixiv FANBOXの他にも、「CHIP」等で上記のような講座は作る事が可能です。
このようなマネタイズは、他の描く系のコンテンツにも応用出来るので、発信出来る何かがある人は参入してみても良いかもしれません。
YouTubeの登録者数約100万人の書道家・東宮さんが開いているオンラインサロン↓
「プロの絵師が〜してみた」企画の書道バージョンもあります。
描く系のコンテンツは、このように他のジャンルで似ているものを真似やすいのも魅力です。
代表的なYouTubeチャンネル
- P丸様。
- 吉村拓也のイラスト部/Takuya’s Art Works
- のっき
- orange 0925
- なつめさんち
- shtt4881
作ってみた系
作ってみた系は、ミニチュアやジオラマ等を作成する過程を流したYouTubeのジャンル。
動画投稿者の顔も映らなければ声も入っていなく、淡々と映像が流れる形式が多いので「地味すぎて再生されるの?」と思うかもしれませんが、かなり再生数が多いチャンネルが揃っています。
「圧倒的不審者の極み!」チャンネルは、包丁を研いだり作ったりと、ひたすら包丁の動画を投稿していますが、登録者数は340万人。
企画自体がとにかく珍しく視聴者も気になるものなので、どんどん再生され、動画を出す度に急上昇に載り再生数が伸びていったそうです。
ただかなりニッチで、実用性がないのでアドセンス以外のマネタイズは難しそうです。
現在伸びているチャンネルはどれもクオリティが高いので、自分が得意なジャンルがなければ参入するのは難しいと思います。
代表的なYouTubeチャンネル
- 圧倒的不審者の極み!
- HMS2 – ハムスターのミニチュア工房2
- 植物男子 Asu
- Hanabira工房
- ネンドザイカーSNAIL[スネイル]
- 宝創るちゃんねるATENALES
スポーツ
様々なスポーツに特化したYouTubeチャンネルが出来ています。
スポーツは動的な要素が強いので、動画のプラットフォームであるYouTubeとは当然ながら相性が良いです。
またジャンルに「スポーツ」の欄も用意されているので、視聴者の目に入る機会が多いと言えます。
サッカー
人気スポーツのサッカーは、現役選手や元有名プロ等もYouTubeに参入しており、様々なテイストのチャンネルがあるジャンルです。
プロサッカー選手がYouTubeチャンネルを開設する流れの走りとなったのが「那須大亮 / Daisuke Nasu」です。
今は引退していますが、ヴィッセル神戸に所属している時にチャンネルを作り、イニエスタ等の有名選手とのコラボなど、現役のプロ選手だからこそ出せる動画で登録者を増やしていきました。
今やJリーグの選手でYouTubeチャンネルを運営している選手は多く、「児玉剛VLOG」ではFC東京に所属する現役のプレイヤーが、移動の様子や家での時間などをVLOG形式で投稿しています。
Jリーグよりも下のカテゴリーである地域リーグの選手や、大学生でプロサッカー選手を目指す人のチャンネルも増えてきています。代表的なのは以下のチャンネル。
- 地域リーガー:IKE
- 早起き大学サッカー部:日本の大学サッカー部の所属する選手
- Steven channel ヨーロッパでプロになる:ヨーロッパ
- ドリブル:ドリブルデザイナー岡部将和 Dribble Designer OKABE
- ディフェンス:最強ディフェンダー しょうごBOSS
- キーパー:中山英樹GKチャンネル
ドリブルデザイナーの岡部さんは、サッカーのプレイの1つ「ドリブル」の練習法やフェイント紹介等の動画を投稿しています。
ニッチですがサッカー人口はかなり多い上に、理論に基づいて行なっている人はほとんど居ないので、高い人気を誇っています。
このような教える系のコンテンツは、YouTubeの外でもマネタイズを行えます。実際、岡部さんは月額制のサッカースクールを運営しています。
他のプレイに特化したものは現状ないので、例えば「サッカーのリフティングチャンネル」や他のスポーツに横展開しても参考に出来そうな例です。
代表的なYouTubeチャンネル
- Channel MAKIHIKA
- ドリブルデザイナー岡部将和 Dribble Designer OKABE
- ジェームズJ
- 那須大亮 / Daisuke Nasu
- 進撃のY / Y’s Rebellion
- TRICkSTAR5
野球
野球もサッカーと同様に、様々なプロ選手がYouTubeに参入しているジャンルです。
- ダルビッシュ有(Yu Darvish)
- 前田健太(マエケン チャンネル KENTA MAEDA)
- 田中将大(マー君チャンネル 田中将大)
上記のような日本屈指の有名選手がYouTubeに参入しています。
現役はまだまだ少ないですが、元プロ野球選手はかなりの数がYouTubeに参入中。
- 里崎智也(Satozaki Channel)
- 清原和博(清ちゃんスポーツ)
- 高木豊(高木 豊 Takagi Yutaka)
-
片岡篤史 (片岡篤史チャンネル)
元プロ選手の立場からの現役選手や試合に関する解説や、現役時代のエピソードが人気を集めています。
現役・元プロ選手以外で最も有名なのが「トクサンTV【A&R】」。
競合草野球チームに所属する3人が動画を投稿しています。
また幅広い年代から人気の高校野球の強豪校の練習に密着したり、注目選手の特集をする「高校野球ドットコム」チャンネルも人気。
全国各地の特定の部活を取り上げている唯一のチャンネルではないでしょうか。
サッカーのジャンルのドリブルデザイナーのような、特定のポシジョン等に特化した教える系のチャンネルは現状ほとんどありません。野球人口は非常に多くニーズはあるので、参入出来ればしても良いかもしれません。
代表的なYouTubeチャンネル
- トクサンTV【A&R】
- professionalbaseballpa
- qooninTV
- Satozaki Channel
-
高校野球ドットコム
- ダンビラムーチョ
バスケットボール
国内外問わずにプロリーグも盛んなバスケットボール関連のYouTubeチャンネルも当然ながら多くあります。
- ともやん【レイクレ】
- 早朝シューティング部
- すみぽんちゃんねる。
- ニコラス武
- mituaki TV
- Rikuto AF
格闘技
格闘技は直近1,2年でYouTubeにムーブを起こしたジャンルの1つ。
格闘家のYouTube参入の先駆けとなったのは、間違いなく「朝倉未来 Mikuru Asakura」でしょう。
今や格闘家YouTuberの人気企画となった「街の喧嘩自慢とのスパーリング動画」などが大きく伸び、今や格闘技ファンを超えた層にまでリーチしています。
格闘技の試合でのファイトマネーは、選手の人気の高さや試合の注目度によって大きく変わってきます。
そのような点で、格闘家はYouTubeでマネタイズするだけでなく、自身の試合のファイトマネーを増やせるので、様々な人が参入しています。
「格闘技で名前を売る→YouTubeでファンを増やす→自身の試合への注目が高まる」という流れが主流になっていて、2020年末に行われたRIZINでは格闘技YouTuberの試合の際に視聴率が大きく伸びたと言われています。
朝倉未来さんは最近「Breaking Down」という「1分間最強の男」を決める新たな大会を開催して、筋肉系YouTuberのJINさん等が出演しています。
2020年末のRIZINで何かと話題を集めたシバターさんのように、既存の格闘家ファン以外の層を多く取り組む大会やイベントが多くなってきているので、今後も格闘家YouTuberはどんどん伸びていくと思われます。
代表的なYouTubeチャンネル
- 朝倉未来 Mikuru Asakura
- 那須川天心チャンネル
- kuro-obi world
- 堀口恭司/Kyoji Horiguchi
- FamilytimeFT
- 京口紘人 Hiroto Kyoguchi【WBA世界王者】
バレーボール
バレーボールは、サッカーやバスケットボール等を抑えて、世界で最も競技人口の多いスポーツ。
日本ではサッカー等と比べるとプレイ人口は少ないものの、「ハイキュー!!」等のバレーボールを題材にした漫画の影響で、競技を始めた人も多くいるそうです。
- さんくーる
- ビークイック/BeeQuick
- S&Dバレーボール教室
- リョウスケバレーボールTV /Ryousuke Volleyball TV
ゴルフ
- UUUM GOLF-ウーム ゴルフ-
- 三觜喜一MITSUHASHI TV
- ゴルフTV山本道場
- DaichiゴルフTV
- ゴルフレッスン動画 Tera-You-Golf
- チェケラーGOLF
テニス
テニスは習い事としてレッスンを受けるスポーツの代表格。
「全国テニス事業者調査」(日本テニス協会実施)によると、テニス事業者 640 事業所中、 41.9%が会員制テニスクラブ、81.7%がテニススクール、70.8%がレンタルコートを提供し ている(複数回答)。テニススクールの増加傾向が続き、2012 年度の同調査と比較すると約 6 ポイント増加した。
実際、日本テニス協会の調査でもテニススクールが増加傾向にある事が分かっています。
YouTubeでも上記の傾向があり、教える系のコンテンツが人気を集めているジャンルだと言えます。最も人気なのが「スターテニスアカデミー/スタテニ」。
テニスのトッププロ2人が、一般人向けにテニスを教えるチャンネルです。
YouTubeからオンラインのテニススクールに誘導して、マネタイズしています。
元トッププロが教えている点と、小さいボールを追う為に撮影が難しい所をYouTube番組制作に特化したスタジオが作成する事でカバーしている点が、他チャンネルとの差別化ポイントになっています。
現在の男子シングルスの日本ランキングにおいて、錦織圭選手に続いて2位の西岡 良仁選手もチャンネルを持っていますが、登録者数は約3.9万人。
現役の日本2位の選手でこのくらいのチャンネル規模なので、現状は教える系コンテンツがテニスでは伸びやすいと言えます。
代表的なYouTubeチャンネル
- あゆタロウチャンネル
- テニスの拳
- ともやんテニスch
- ぬいさんぽ/NUI-SANPO
- yoshi’sチャンネル / 西岡良仁
- スターテニスアカデミー
卓球
有料のメンバーシップはYoutubeのシステムを使ったものですが、コロナの影響で、練習量も激減している中、開始2週間で500名の方にご登録いただけました。WRM店長|長部さんのnoteより引用
- takkyuu geinin
- 卓キチちゃんねる
- Lili TV
- ニコクル
- ユージくんの卓球部屋
- 龍門卓球場 RYUMON
ボウリング
- SKYtomo
- MIKI TAKEHARA
- ゆっぴーボウリング練習 / YUPI Bowling
- KobaTV【ボウリング大学】
-
sasadachannel【元気ハツラツ】ササダバーンファミリー
スケートボード
東京オリンピックの正式種目にも採用されたスケートボード。
平野歩夢選手などの影響で都会の街中でスケートボードの練習をする若者を見る機会も増えたのではないでしょうか。
スケボージャンルのYouTuberの中でもパイオニア的存在なのが、ロサンゼルスからやってきた「Luis Mora」。
スケボーのスキルだけでなく、映像のクオリティが映画みたいだと好評を得ています。
ルイスさんの動画は非現実的ですが、日本人でスケボーのテクニックやスケートパークの紹介などを行なっているのが「MDAskater」。
中高生の頃から動画投稿を続けており、現在はCAMPFIRE上でオンラインサロンも運営しています。
「Supreme」といった人気ブランドがスケートボードが発症だったように、スケボーはストリート系ファッションと深い繋がりがあるので、多くのYouTuberはアパレルを展開しています。
実際、先程紹介した「MDAskater」「Luis Mora」は共に自身のアパレルを販売中。
他のマネタイズとして、スケボーのブランドやショップからスポンサーになってもらう形式が主流。
スケートボードでは昔から「sponsor me」というタイトルの動画で自分売り出して、スポンサーを取りに行く手法があります。
ご覧のようにYouTubeで「sponsor me」と検索すると、様々なクリエイターが動画を投稿しています。
特に最近はYouTubeにアップしたスポンサーミー動画を企業にメールで送ってアピールする手法が使われているそうです。
-
Luis Mora
- MDAskater
- ろびんトよし
- sk8katsuya
- 末広skaters
-
NOLLIE SKATEBOARDING JP
スノーボード
スノーボードはウィンタースポーツなので、時期によって需要が変動します。
実際Googleトレンドで「スノーボード」の直近3年間の検索回数推移を見てみると、冬の時期に伸びている事が分かります。
YouTubeでの再生回数もオンシーズンでは多くなる傾向にあります。
ぶっちゃけ、月収は?何かに例えてでも結構です。
僕の月収はオフシーズンは月2万5千円です。
冬シーズンになると、月15万円くらいですが、やっぱりバラツキありますねー。(Snowboard.comより引用)
上記はスノーボードジャンルのYouTuber「トミーワーカーズ」が話していた事で、やはりシーズンによって再生回数が大きく変動している事が分かります。
マネタイズは、ウェアやボード等のスノーボード関連グッズの物販やレッスンが主。
「スノボー先生by LATEproject」では、YouTube上でスノーボードの初心者向けのテクニック等を解説して、自身のレッスンを販売しています。
海外では他の方法でマネタイズしているチャンネルもあります。
海外のYouTubeチャンネル「SnowboardProCamp」では、初心者から上級者までを対象にしたスノーボードのチュートリアル動画を投稿しています。
彼らは「Patreon」で資金を集めています。
チャンネル登録者50万人を超えている彼らでさえ、支援額は月額約12~13万円。
色々なスキー場を回るのなら動画の度にリフト券などのお金がかかりますし、シーズンが限られている点からも、あまり収益性は高くないジャンルだと言えます。
- スノボー先生by LATEproject
- P-can .FACTORY
- いぐっちゃん。
- ENEMYSチャンネル
- WEIRD JAPAN
-
鉢音ちゃんねる♪
サバゲー
サバゲーは大人でも楽しめる趣味として人気を集めています。
しかしYouTubeのコミュニティガイドラインでは銃器に関するコンテンツとして規制があり、エアーガンも対象になっています。
(YouTubeヘルプより引用)
広告が入らないケースが多いので、アドセンスでの収益はあまり期待出来ません。
サバゲー関係のYouTuberで最も有名なのが「マック堺-MachSakai」。
多数の国内外の大会で優勝経験のある程のエアガンのスペシャリストで、サバゲーをする上で必須の銃の商品レビュー動画を投稿しています。しかしマック堺さんの動画を確認したところ、広告は入っていませんでした。
マック堺さんはYouTube外でのマネタイズとして、CAMPFIREでエアガンを広めるコミュニティを運営しています。
海外のサバゲージャンルの大きなYouTubeチャンネルとして「NOVRITSCH 」。
上記チャンネルでもやはり動画内に広告は付いておらず、エアーガン(特にライフル)の販売を行っています。
個人単位でエアーガンを作成するのは難しいので、上記の例は特殊ですが、YouTube外でマネタイズしているのに成功しているサバゲージャンルの1つの例です。
日本だと個人参加型のサバゲーの開催等に繋げるのが、マネタイズとしては良いように思います。
代表的なYouTubeチャンネル
- マック堺-MachSakai
- ゾンビ晒すマン
- foyfoy(彼女とサバゲー実況)
- モアヨロサバゲー
- Ggmg Kageshima
- Tagatti Airsoft
アウトドア
新型コロナウイルスの拡大の影響もあり、アウトドア関連のジャンルは全体的に伸びています。
またアウトドアジャンルのYouTubeチェンネルは、参入障壁も低い事から多数あります。アウトドアの中でも現状ある程度の登録者がいるのは以下の3つ。
- 釣り
- キャンプ
- サバイバル
釣り
釣りは幅広い層から人気を集めているジャンルです。
実際、釣り用品の国内出荷額は、右肩上がりで成長中。
(日本釣用品工業会の調査報告書より作成)
釣りジャンルのyoutubeチャンネルはかなり多いですが、最も有名なのは「釣りよかでしょう。」です。
釣りはゴルフと同様に、富裕層に人気のレジャー。
実際、総務省統計局が平成29年に実施した調査では、過去1年間で釣りをした回数は50代以降で多い事が分かっています、
(総務省統計局 社会生活基本調査より引用)
60代で釣りが趣味の人がYouTubeを見るのかは疑問ですが、上記のグラフから分かるのは釣りは時間・金銭面にある程度の余裕が無いと出来ない点。
特に船釣り等はお金もかかるので、若くして釣りが趣味の人には経営者などが多い傾向にあります。なのでYouTubeの広告単価も高いんですね。
ご覧のように、釣りジャンルの動画ではサムネイルのインパクトも相まって、「巨大」「大物」等のコンテンツが再生されやすい傾向にあります。
また釣った魚は料理する事が多いので、並行して料理チャンネルを持つ事も可能。「釣りよかでしょう。」も「釣りよか飯」という名前で料理ジャンルにも展開しています。
代表的なYouTubeチャンネル
- 釣りよかでしょう。
- ハイサイ探偵団
- 渥美拓馬/Takuma Atsumi
- 釣りいろは
- 釣りスギ四平tsurisugiyonpei
- 秦拓馬☆俺達。チャンネル
キャンプ
キャンプはコロナウイルスの影響も後押しして、年々人気を増すジャンル。
Googleの「キャンプ」というキーワードの検索数推移を見てみると、季節によって変動はあるものの直近5年で増加している事が分かります。
お笑い芸人のヒロシさんが上げている動画から、キャンプに興味を持った人も多くいるそうです。
キャンプジャンルの動画は、基本的に長くなる傾向にあります。
基本的にマネタイズは、amazonアソシエイトを用いて動画内で使用しているキャンプグッズのアフィリエイトを行うのが主流。
「尾上祐一郎【テントバカ】」チャンネルでは、キャンプの中でもテントのレビューに特化したチャンネルを運営しています。
上記のように、webのキュレーションメディア風の動画を投稿。
Webメディアの内部リンクのような形で、大元の動画とそれぞれの商品の動画の繋がりを強くしています。
他の動画で話していましが、テントを提供してもらいYouTubeでレビューをし、アフィリエイトで収益を得ているそうです。
上記のテントに特化したチャンネルだと、Google検索からの流入も多く見込めるのが魅力。例えば「フィールドアコクーンテント100」と検索すると、上の方にはブランドの公式HP等が出てきます。
そして検索順位6位に動画の欄があり、「「尾上祐一郎【テントバカ】」さんのYouTubeが載っています。
ブランドの公式HPやamazonのページでは、文字と画像でテントの情報が書かれていました。
しかし、テントの実際の組み立ての様子などは動画の方が分かりやすいので、多くの人がGoogle検索からも流入してアフィリエイトリンクを踏んでもらう事が可能です。
代表的なYouTubeチャンネル
- 佐賀よかでしょう。
- CABHEY RIDE ON!!
- 八丈冒険団 Japanese Fisherman’s TV
- さばいどるチャンネル かほなん
- CartopboaterNORA
- タナちゃんねる【ソロキャンプ動画】
サバイバル
世界的に見ると「ディスカバリーチャンネル」が、世界的に人気を集めています。
上記のように日本版YouTubeのチャンネル登録者数が113万人であり、全世界では20億人もの視聴者を抱えています。
ディスカバリーチャンネルは、YouTubeでけでなく自身で運営する無料動画配信サービス「Dplay」を持っており、そちらで多くの視聴者を集めています。
というのも、YouTube上で野生生物の狩猟等の動画(特に流血シーンがあるもの)を投稿すると、広告が付かなくなるケースが非常に多いです。
上記の「【カメ五郎】ネイチャー・ポケット@YouTube」チャンネルも、動物の狩猟動画で流血が発生するシーンがある動画では、広告がついていません。
なので、ニコニコ動画でもマネタイズを行っています。
日本のサバイバルジャンルの中でトップの「ナスDの大冒険YouTube版」も、広告がついていない動画が多く、Abema TV内でチャンネルを持っています。
サバイバル系の動画の面白い点は、破天荒な所。
しかし破天荒な事をすればする程、広告がつかなくなる可能性が高くなる点から、YouTube外でマネタイズをどうするかを考える必要があります。
代表的なYouTubeチャンネル
- ディスカバリーチャンネル
- ナスDの大冒険YouTube版
- 群馬のランボーの「サバイバル王国」
- 【カメ五郎】ネイチャー・ポケット@YouTube
ハウツー
ハウツー系は、何かのやり方やコツ等を解説するジャンル。
直近2,3年はハウツー系が一気に伸びました。
ハウツー系はYouTubeのアドセンス収入のみに囚われずに、他の事業にも展開しやすい点が最大の魅力。
語学
語学系は耳に馴染ませる為に何度も再生される事が多いので、視聴回数が伸びやすいジャンルだと言えます。
現在は世間的に需要の高い英語と中国語のチャンネルが多くあります。
英語
英語の需要はグローバル化が進む現代社会において、年々高くなっています。
2020年からは小学校のカリキュラムでも英語教育が組み込まれ、英会話スクールの市場規模は今後も成長していくと思われます。
日本人が運営しているものや、外国人が英語を教えているチャンネルまで様々あります。
最も有名なのは「バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika」。
幼少期から大学卒業までアメリカで生活していた、名前の通りの”バイリンガル”で、動画ではリアルな海外の生活や景色に触れる事が出来ます。
「AK in カナダ|AK-English」は、カナダに住むあかねさんが英会話の情報や現地での生活を投稿しているチャンネル。
YouTubeから運営するWebメディアに誘導しており、カナダ留学の方法や手続きなどを解説し、留学サポートのサービスを行なっています。
「Atsueigo」は、大学卒業までずっと日本で育ったATSUさんが、TOEIC満点等を獲得出来た勉強法を解説するチャンネル。自身の英語学習法をパッケージ化して、動画教材として販売しています。
YouTubeを活用した個人での英語オンラインレッスンのマネタイズで、現在最も上手くいっているのはおそらく「イングリッシュおさる」チャンネルです。
「イングリッシュおさる」では、YouTubeから公式LINEに誘導して、自分の英会話レッスンを販売しています。
公式ラインの登録者は何と約5万人。
Lステップを使ってマーケティングを行なっています。(噂ですが、月収3億円だとか。)
英語学習系のチャンネルは、とにかく数が多い上に、競合も幼少期方海外在住だったりと強いです。
代表的なYouTubeチャンネル
- バイリンガール英会話 | Bilingirl Chika
- AK in カナダ|AK-English
- Hapa 英会話
- バイリンガルベイビーBilingual Baby
- ICHIRO ENGLISH
- ごく普通の外国人・がっちゃん
中国語
目まぐるしい経済発展で、中国語のプレゼンスは日々高まっています。
Googleでも1月で約15,000回も「中国語 勉強」と調べられている事から、注目度の高さが伺えるかと思います。(英語で約40,000回)
日本語で解説をしながら中国語を紹介しているYouTubeチャンネルは、中国人姉妹の「李姉妹ch」くらい。
英語のようなYouTubeを活用したオンラインレッスン等も無いので、中国語を話せる人には参入がおすすめ出来るジャンルだと言えます。
中国人向けに、中国語で日本の文化等を発信しているチャンネルも探しましたが、そもそも中国国内ではYouTubeの機能が制限されており「bilibili」というサイトが主に使われています。
余談ですが、日本人が中国語を話す動画で勉強したい人は「bilibili」を使うのがおすすめ。
上記写真のように、中国語を話す日本人が上げている動画で学ぶ事が出来ます。
代表的なYouTubeチャンネル
- 李姉妹ch
- MYBY孟言布语
- 信誓蛋蛋
恋愛
恋愛は男女問わずに高い需要のあるジャンル。
株式会社タップルが調査した国内のマッチングアプリ市場規模予測によると、今後5年で現在の倍近くまで伸びるとされています。
マッチングアプリ系は文字媒体であるWebメディアでは人気ジャンルですが、YouTubeでは「お持ち帰り企画」などのグレーな企画以外はあまり再生数が伸びていない印象。
現状の恋愛ジャンルのYouTubeチャンネルで最も有名なのは「仮メンタリストえる」でしょう。
チャンネル開設から半年も経たずに登録者数20万人を突破。
仮面を被りモニターの前で話すというメ珍しいスタイルは非常に覚えやすく、記憶に残ります。
また書籍も販売していて、独自のブランディングの確立に成功しています。
YouTubeでマッチングアプリ系の動画の再生数はあまり伸びていないと解説しましたが、動画で恋愛の悩みを解決するハウツーを上げて結婚相談所などに誘導している人もいます。
「しゅくろー」チャンネルは、結婚相談所を運営しています。
また「モテ期プロデューサー荒野」チャンネルも、結婚相談所へ誘導しています。
恋愛は悩みの絶えないジャンル。悩みを解決するコンテンツは収益を得やすいので、非常にジャンルとマッチしたマネタイズだと言えます。
代表的なYouTubeチャンネル
- 仮メンタリストえる
- ニャンの恋愛相談室
- 心理ライフハッカーねお
- しゅくろー
- モテ期プロデューサー荒野
- 世良サトシ
フィットネス・筋トレ
24時間ジムの全国的な普及や、2019年にアニメ「ダンベル何キロ持てる?」が放映されるなど、フィットネスの大きな波が日本に到来していると言えます。
そんなフィットネスブームの到来に、大きく貢献したのがYouTubeの存在ではないでしょうか。
筋トレのフォームの解説や栄養素の話、ボディビルやフィジークの大会に出場する様子など、様々なYouTubeに上げられた動画を見てジムに行き始めた人も多くいるはずです。
筋トレのジャンルで古参で、未だに若い世代を中心に高い人気を誇っているのが「JIN’S LIFE」「Kanekin Fitness」。
共に現在はプロのフィジーカー選手となり、YouTubeのみに留まらずアパレルやジム経営等、様々な事業を行なっています。
フィットネス系のYouTuberのYouTube外でのマネタイズ手段として、最もメジャーなのがアパレルの物販です。
(例)YouTuberの名前:運営しているアパレル
- JIN’S LIFE:XENO
- Kanekin Fitness:COR」
- エドワード加藤 / Edward Kato:LÝFT
- Sho Fitness :EVERLIFT
- サラリーマッチョ ニッシー
- なーすけFitness
- MOTOAKI
- もりおるーてぃん
クラウドファンディングは、数日で目標金額を達成し、結果的に1,200万円近くのお金が集まりました。
男性のフィットネス関連のYouTubeチェンネルは、トップ層でも登録者数が100万人を超えているものはありません。対して、女性では200万人を超える規模がいくつかあります。
フィジーク等の競技の普及で若い男性で筋トレをする人が増えていますが、女性にとってのダイエットは年齢関係なく興味のあるテーマ。
面白いのが先程紹介した男性の動画では、ジムで筋トレを行う動画がほとんどでしたが、女性の場合は自宅で出来る運動を上げている事が多いです。
男性はベンチプレス等、自宅では出来ない器具のあるジムに行って筋トレを行うのが一般的ですが、ダイエットやシェイプアップを目指す人の多くは自宅で出来るエクササイズに興味を持っている事が分かります。
コロナウイルスの影響も女性の自宅フィットネス動画の人気を後押ししているでしょう。Google公式によると、コロナ前に比べて自宅エクササイズの動画の平均視聴者数は450%増加したそうです。
「Marina Terawaki」チェンネルでは、自宅で出来るエクササイズ動画を中心に投稿していて、コロナウイルス騒動の最中に上げた動画は、約2000万再生を記録しています。
サムネイルに「マンションOK」というテキストを入れて、騒音が気になりがちな場所でも出来る事をアピールする事で、クリック率が向上して沢山の人に見られたのではないでしょうか。
また上記のような自宅で行うエクササイズは視聴者が動画を見ながら行うので、同じ人が何度も再生して視聴回数が伸びやすいのも魅力。
「Hinata Kato /ひなちゃんねる」では、視聴者が動画を見ながらトレーニングを行えるように、左上に回数や時間を表示しています。
このような視聴者参加型の動画は何度も繰り返して再生されるだけでなく、最後まで見る人がほとんどなので視聴維持率も非常に高くなり、結果的にYouTubeのアルゴリズムに優遇される傾向にあります。
代表的なYouTubeチャンネル
- Hinata Kato /ひなちゃんねる
- Marina Takewaki
- メトロンブログ
- B-life
- 山本義徳 筋トレ大学
- JIN’S LIFE
料理
料理系はYouTubeの中でもかなり人気のあるジャンル。
クックパッド等、レシピ動画を投稿出来るプラットフォームは他にもありますが、きちんと動画見られて収益が発生するのは現状YouTubeのみ。
なので料理動画をアップロードするのにYouTubeは最も適したプラットフォームであると言えます。
(株式会社ポケットマルシェ withコロナ時代の「食」に関する意識調査 より引用)
ご覧のように新型コロナウイルス以降、自炊の頻度は全体的に増えており、レシピ動画サービスのユーザー数も増えているようです。
料理レシピのプラットフォームとして、長年人気を集めていたのは「cookpad」。
(cookpad IR情報より引用)
しかしご覧のように近年売上を落としており、原因の1つにYouTube上でのレシピ動画の台頭があるとされています。
日常食
夕食のちょっとしたおかずや定番料理などの日常食が、料理系ジャンルの中でも最もよく見られているでしょう。
最も有名なのは「料理研究家リュウジのバズレシピ」。
凝った料理ではなく、誰でも簡単に作れるレシピを公開しています。
料理自体が好きな人は案外少ないです。例えば一人暮らしの男性は「料理面倒くさいから、なるべく簡単に美味しいものを作りたい」と考えている人が多いです。
リュウジさんは、そのようなニーズを正確に捉えて動画を投稿しています。
今や人気は非常に高く、名前の通りTwitterでレシピを投稿したらほとんど毎回「バズり」ますし、レシピ本まで出版しています。
他のマネタイズの例を挙げると「COCOCOROチャンネル」では、YouTubeで料理動画を投稿して、クラウドファンディングを利用して料理道具を作成・販売しています。
前回はまな板の作成を募集し目標金額を多幅に上回る約2500万円を、現在も募集中の包丁と砥石のプロジェクトも早くも目標金額を達成しています。
日常食の中でも、少しポジションをずらして「作り置き料理」などに特化しているチャンネルもあります。
このように日常食の中でも、更に細かいニッチなジャンルを狙って動画を投稿するのがおすすめです。
代表的なYouTubeチャンネル
- 料理研究家リュウジのバズレシピ
- 白ごはん.comチャンネル
- kattyanneru/かっちゃんねる
- てぬキッチン/Tenu Kitchen
-
COCOCOROチャンネル
お弁当
週5日、弁当を作っている人は非常に多いです。
特にパートナーがいる人や、子供を持つ主婦の多くは毎朝お弁当作りを頑張っているでしょう。
お弁当のおかずに関しては様々な書籍が人気を集めていますが、最近ではYouTubeに動画を上げている人もいます。
お弁当作りジャンルのYouTubeをほとんど独占してしまっているのが「にぎりっ娘。nigiricco」。
旦那さんとお子さんのお弁当の作り方をアップする事から始め、現在は作り置きおかずのレシピ等の動画も投稿しています。
YouTubeのアドセンスの他に、楽天ROOMやAmazonアソシエイトを利用した調理器具のアフィリエイトでマネタイズをしているようです。
また書籍も発売し、お弁当作りのYouTuberの中では圧倒的なブランディングを築いています。
お弁当作りは、料理の中でもニッチなものの需要が非常に高いジャンルだと言えます。
YouTubeで動画の再生回数を伸ばす穴場キーワードを自動で探してくれるツール「YT Rival Finder」で見てみると、「お弁当 おかず」のキーワードの月間インプレッションは13万5千回あるのに対して、関連動画の本数は約4万。月間imp数>関連動画本数である事が分かります。
つまり視聴者の需要に対して、供給が追い付いていないという事。
またGoogle検索上の動画順位の欄を見てみると、「お弁当 おかず」は5位に表示されていると分かります。
(実際にGoogleで検索してみると、ご覧のように5位にYouTubeの動画が表示されていました。)
Googleの検索結果上で動画が優遇されるキーワードは、YouTubeだけでなくグーグルからの流入も図れるので再生回数が多くなりやすいです。
- にぎりっ娘。nigiricco
- まなchannel
- 父と子つなぐおべんとう
-
お弁当さんち
スイーツ
スイーツの作り方はYouTubeでも人気の高いジャンル。
ご覧のように200万登録を超えているチャンネルもあります。
スイーツ系はバレンタインやクリスマスの時期に需要が大きく拡大します。
実際、Google Trendで「手作りチョコ」や「手作りケーキ」の検索数の推移を見ても、バレンタインやクリスマスの時期に多くなっている事が分かります。
海外のスイーツジャンルのYouTuberでは「CupcakeJemma」が違った形でビジネスを展開しました。
- HidaMari Co